研究課題/領域番号 |
04670696
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 国立精神・神経センター (1993-1994) 富山医科薬科大学 (1992) |
研究代表者 |
三辺 義雄 国立精神・神経センター, 神経研究所, 室長 (60181947)
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研究分担者 |
谷井 靖之 Toyama Medical and pharmaceutical Univ.Assistant (80227206)
柴田 良子 Toyama Medical and pharmaceutical Univ.Assistant (40216023)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 抗精神病薬 / ドーパミン / セロトニン / 細胞外単一記録 / キンドリング / 海馬体 / てんかん / 神経可塑性 |
研究概要 |
1、海馬キンドンリングモデルを用いた研究の概要 (1)てんかん発作発現の神経機序を探る上でラット海馬歯状回を2HZの電気刺激で刺激し同時に刺激部位にモノシナプティックな連絡を有する貫通路を刺激し電場電位で表される反回性抑制の変化を力動的に観察した。その結果反回性抑制崩壊は後発射の出現の後に発生した。 (2)発作誘発閾値、発作持続時間を指標として抗てんかん作用スペクトルに関する薬理学的研究をKチャンネル作動薬、GABA作動薬、興奮性アミノ酸作動薬を用いて遂行した。発作誘発閾値上昇作用により強いスペクトルを有するものとしてGABA-Bアンタゴニスト、NMDAアンタゴニストがあり発作持続時間短縮作用により強いスペクトルを示すものとしてKオープナ-、AMPAアンタゴニストがあり後者の抗てんかん薬としての役割が期待された。 2、ドーパミン起始細胞の細胞外単一記録を用いた研究の概要 (1)セロトニン作動薬による研究ではセロトニン再とりこみ阻害作用を有するフルオキセチンがA10発火ドーパミン数を増加、発火をバースト化させた。逆にセロトニン枯渇剤であるPCPAは細胞数を減少、バースト発火率を減少させた。 (2)タキキニンリセプターアンタゴニスト、ニューロテンシンリセプターアンタゴニストが発火ドーパミン細胞数を減少させた。さらにD3リセプターアンタゴニストはA10により強い効果を示した。 (3)LewisラットはFisherラットに比べA9、A10における発火ドーパミン細胞数が少ない、バースト発火率が高い、ドーパミンリセプターの感受性が亢進しているなどの結果が得られた。
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