研究課題/領域番号 |
04670748
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
渡部 浩二 (渡辺 浩二) 北里大学, 医学部, 助教授 (10118854)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 同種保存腎移植 / DLA-DNA typing / FK506 / 術前リンパ組織照射 / 骨髄細胞移植 / donor骨髄細胞移植 / 全リンパ組織選択的照射法 / Donor骨髄細胞移植 |
研究概要 |
本研究の目的は、移植donor腎を摘出し移植するまで意図的に3日間冷却保存し、その間recipientに計画的に免疫抑制法を行ない腎移植時に寛容源として同時に採取し保存したdonor骨髄細胞を併用移植し、術後小量のFK506を投与して免疫寛容を誘導することにある。 1.平成4年度:国際的に公認された9つのDLA-Dtypeの特異性を識別する11種のSSOprobesを作製しpcR-SSO法によりDRB1遺伝子型不適合間のpairsを選択することが可能となった。 2.平成5年度:腎保存法は、48000単位のUrokinase添加のEuro-Lollins液を用いice-boxで単純冷却する。3日間保存後、室温で再潅流後移植時の温阻血時間に移植腎に接する空間を我々が考案したゴム製の密着型冷却装置で保護したところ、再潅流障害の防止に極めて有効であった。 3.平成6年度:FK506の投与法を検討した。術後2週間0.16my/kg/日、2週後4週まで0.08my/kg/日、以降術後90日まで0.04my/kg/日の連日筋注投与で維持する。なお4週以降の自己腎摘出後は0.04my/kg/日で維持する。その結果対照群、非保存腎移植の平均生着日数59.3±10.0(N=4)に比し、保存腎同種移植では58.6±29.4(n=5)で、ほぼ同等の成績であった。なお従来の血管吻合時の冷却生会水ガ-ゼによる腎保護法では、再潅流障害が著しくわずかに4日間の生着で著しい出血壊死による機能不全が発現した。また、FK506の併用効果もみられなかった。 以上、donor,recipient間の組織適合度を一定にしたpairを用い、3日間の保存腎を同種移植時に我々の考按したゴム製の密着型冷却装置で冷却し続けることにより再潅流障害を防止でき、FK506による相乗効果も発現した。さらに保存donor骨髄移植、3日間のrecipientへの術前リンパ組織照射法を併用し、免疫寛容を導入する方法を検索中である。
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