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肝硬変ラット肝の肝切除後Polyamine合成とEnergy chargeの動態による肝再生力の検討

研究課題

研究課題/領域番号 04670808
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 消化器外科学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

遠山 洋一  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80237057)

研究分担者 小川 龍之介  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手
秋田 治之  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (90221035)
柳沢 暁  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80200533)
成瀬 勝  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10208093)
稲垣 芳則  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40138714)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード肝再生 / 肝硬変 / ポリアミン / オルニチン脱炭酸酵素 / エネルギーチャージ
研究概要

肝硬変ラット肝を用い、ポリアミン合成の変動やエネルギーチャージの動態、さらには形態学的変化を検討することによって、臨床的に問題となっている肝切除後残存肝の再生力を評価し得る新しい因子の解明のため、本実験を計画した。ウィスター系雄性ラット(180‐220g)に、20%四塩化炭素を週に2回皮下注し、肝硬変ラットを作製する。肝硬変ラットの作製には、約4ケ月を要した。致死率は約60%であった。コントロール群と肝硬変群にそれぞれ50%の肝切除を施行し、ポリアミン含量およびその律速酵素であるオルニチン脱炭酸酵素(ODC)活性、さらにエネルギーチャージの変化を、術後2時間ごとに経時的に12時間まで測定した。ポリアミン含量はhigh performance lipid chromatograpby(HPLC)と2‐mercaptoethanolおよびo‐phthalaldehydeによる発蛍光反応を組み合わせ、Seiler and Knodgen法に準じた。また、ODC活性の測定は、L‐[1‐^<14>C]オルニチンを基質として用い、micro assay systemで行った。エネルギーチャージは、ATP、ADP、AMPの比で算出し、形態学的変化は、HE染色およびマッソン染色により観察した。コントロール群に比し肝硬変群では、ポリアミン含量、特にプトレッシンの細胞内含量が低値を示し、ODC活性の上昇に伴う増加率も少なかった。また、コントロール群ではスペルミジンのわずかな増加を認めたが、肝硬変群ではほぼ不変であった。スペルミンに関しては、両群間に差を認めなかった。一方、肝硬変群でのODC活性の上昇は、コントロール群に比し少なく、またそのピークは、コントロール群のそれより約2時間遅い術後8時間に認められた。したがって、両群間にポリアミン合成系の代謝の違いが示唆されたが、しかし現在のところ各点のnが3でありさらに検討を要する また エネルギーチャージは測定中であり 組織学的変化も検討中である

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Tohyama,Y.,Kameji,T.and Hayashi,S.: "Hechanisms of Dramatic Fluctuations of Ornithine Decarboxylase Activity upon Tonicity Changes in Primary Cultured Rat Hepatocytes" Eur.J.Biochem.202. 1327-1331 (1991)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 遠山 洋一、稲垣 芳則、柳沢 暁ほか: "Kasabach-Merritt syndromeへの移行が危惧された肝巨大血管腫の1治験例" 日本消化器外科学会誌. 26. 144-149 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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