研究課題/領域番号 |
04670835
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
胸部外科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
正岡 昭 (1993-1994) 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (10028326)
正岡 昭 (1992) 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (40232136)
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研究分担者 |
近藤 薫 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (00264721)
山川 洋右 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (40148284)
深井 一郎 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (10244550)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 実験的自己免疫性重症筋無力症 / 重症筋無力症 / 脾臓摘出術 / 胸腺摘出術 / EAMG |
研究概要 |
実験的自己免疫性重症筋無力症(EAMG)ラットに対する脾臓摘出の効果の評価項目を増やして(前年度までの項目は、血清中およびリンパ球培養上清中の抗AchR抗体価,リンパ球幼若化試験)検討し、以下の結果を得た。 実験は6週齢雌ルイスラットを用いてEAMGを発症させ、これらに対し、シャム手術(SHAM)、脾臓摘出(SX)、脾臓および胸腺摘出(SX+TX)、胸腺摘出(TX)を行い、下記の項目で比較検討した。 1)体重増加:SHAM群に対しSX群およびSX+TX群は術後2週、4週共に有意の高値を認めた。TX群も高値をとる傾向はあったが有意ではなかった。体重増加は餌の経口摂取量を反映しており、脾臓摘出はEAMGにより低下する経口摂取を改善すると考えられた。 2)走力:SHAM群に対しSX群およびSX+TX群は有意に速く、またTX群も速い傾向を示したが有意ではなかった。走力は筋力低下の回復そのものを反映しており、MG治療法としての脾臓摘出術の意義を示すものと思われた。 3)末梢血中リンパ球サブセット:SHAM群に対しSX群およびSX+TX群では、CD4(+)CD8(+)細胞高値、CD4(+)CD8(-)細胞低値、CD4(-)CD8(+)細胞高値、CD4(-)CD8(-)細胞高値、CD/4/CD8比低値、CD5(+)細胞低値、CD5(+)B細胞低値、CD5(+)B細胞/B細胞比低値という結果を有意に認めた。またTX群でも同様の経口を認めたが、有意差は一部にのみ認められた。この結果から、脾臓摘出術はEAMGにより変化したリンパ球サブセットを補正し、自己免疫機序を抑制する方向に働いたことが示唆された。胸腺摘出術では補正の傾向はあるものの有意差はなかった。この原因としては、EAMGにおいては胸腺を介さずに発症する機転が考えられた。
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