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経皮的に再調節可能な血管紋扼装置の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670842
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 胸部外科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

東舘 雅文  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (90138917)

研究分担者 別府 俊幸  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (30181481)
今井 康晴  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (30075246)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード肺動脈絞扼術
研究概要

平成4年度は、昨年度に引き続きバンディング装置の小形化及び再使用を可能とするための改良を実施した。小形化に関してはスクリュー調節器部分のネジの直径1mmとするとともに送り機構を改良し、直径5mmタイプの試作に成功した。5mmタイプを用いて動物実験を実施したが、若干動きにスムーズさが欠けたものの、確実に肺動脈の絞扼程度を可変できた。また、ネジのピッチが細かくなったため1回転での直径変化が0.1mmとなりさらに微細な調節が可能となった。次に、さらに小形の4mmタイプを設計、試作したが、これは動作がスムーズではなく失敗に終わった。また、@7万円の製作コストを下げるために、絞扼装置のカテーテル部のみを交換しネジ部を繰り返し使用できるよう設計変更を行ったが、見積を依頼したところ、交換部品、再滅菌費などを含めるとかえって高くつくことがわかり、試作を見送った。装置の改良に関しては、ほとんど進展しなかった。
4年度は適応となる疾患がなく、臨床使用はなかった。昨年度までにNorwood手術での人工血管による体-肺動脈短絡路の血流量の調整に3例、modified Fontan手術の両側心耳吻合部に装着し、右-左短絡量の調整に1例使用した。Norwood手術の2例は術後死亡したが、他の2例は再調節を繰り返した後、スクリュー調節器を取り外し、スネアワイヤーを装着した状態で生存している。4例の臨床経験について第30回日本人工臓器学会大会にて発表した。また人工臓器誌に発表(印刷中)した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 竹内 敬昌: "経皮的に調節可能な血管絞扼装置の臨床使用経験" 人工臓器. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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