研究課題/領域番号 |
04670855
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
京島 和彦 信州大学, 医学部・脳神経外科, 助教授 (90126673)
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研究分担者 |
内藤 輝 信州大学, 医学部・神経解剖学, 講師 (90188855)
志水 義房 信州大学, 医学部・神経解剖学, 教授 (80005016)
小林 茂昭 信州大学, 医学部・脳神経外科, 教授 (50020772)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 脊髄再生 / 馬尾神経再生 / 脊髄損傷 |
研究概要 |
ラット8匹、ウサギ1羽、犬1匹から座骨神経を採取し、シュワン細胞の分離、培養を試みた。1.ラットから座骨神経を採取し、whole mount標本とperineuriumを除き細かく刻んだ標本(分離用標本)を作成した。whole mount標本はただちにHank's Balanced Salt Solution(HBSS)で培養した(EX-1)。分離用標本は、Rinaldin's solutionに0.25%コラゲネースのみ、0.25%トリプシンのみ、0.25%コラゲネースと0.25%トリプシンを加えたものの3群に分け、それぞれで36度C、30分かけてシュワン細胞の分離を行いHBSSで培養を行った。whole mount標本では位相差顕微鏡で細胞の増殖が認められたが、分離用標本ではいずれの場合も培養細胞は認められなかった。 2.シュワン細胞を分離するための酵素の作用が強すぎたためと考え、分離させる時間を30分から5分に短縮させて同様の実験を行ったが、培養細胞は認めなかった。 3.次に若いウサギを使用し、分離用標本の量を増やし、酵素濃度を0.25%から0.05%に減少させ同様の実験を行ったところ、紡錘状の濃染する培養細胞が認められた。この方法では若いラット、犬の標本でも培養細胞が確認された。 4.現在シュワン細胞のより確実で長期培養の方法を探索中である。
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