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グリオーマにおける単球遊走因子の遺伝子発現とその調節機構

研究課題

研究課題/領域番号 04670867
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 脳神経外科学
研究機関熊本大学

研究代表者

倉津 純一  熊本大学, 医学部, 助教授 (20145296)

研究分担者 竹島 秀雄  熊本大学, 医学部附属病院, 助手
瀬戸 弘  熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (60209848)
河内 正人  熊本大学, 医学部, 講師 (70178218)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード脳腫瘍 / グリオーマ / マクロファージ
研究概要

悪性グリオーマに対する免疫療法が期待される中で脳腫瘍に対する免疫反応が改めて認識されている。悪性グリオーマ局所にはマクロファージを中心とした単核球浸潤が著明であり、悪性グリオーマに対する免疫反応と考えられる。私達はグリオーマ局所へのマクロファージの浸潤機序を明かにする過程でグリオーマ細胞由来の単球遊走因子(Monocyte chemoattractant-1:MCP-1)を分離精製し、その生化学的構造、DNA sequenceについても明かにしてきた。今回、私達はMCP-1に対するモノクローナル抗体、MCP-1 cDNAを用いて、human glioma cell linesおよび手術摘出グリオーマ組織におけるMCP-1のmRNA及び蛋白の発現について検討した。その結果、11 human glioma cell linesのうち6 cell linesで、また8例の悪性グリオーマの手術摘出組織のすべてでノーザンブロット法にてMCP-1 mRNAの発現が認められた。しかし症例によってMCP-1の発現にheterogeneityが認められた。グリオーマ局所にマクロファージが多く浸潤している組織でMCP-1の発現が多い傾向が見られた。更にin situ hybridyzation法にてもグリオーマ細胞に存在していることを確認した。正常脳組織ではMCP-1の蛋白あるいはmRNAの発現はなく、組織中のグリオーマ細胞でも大型で異型性の強い細胞にMCP-1の発現が多い傾向が見られた。以上のことから、悪性グリオーマ細胞からMCP-1が産生されて腫瘍局所のマクロファージの浸潤を来していることを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Shu-ichi Takaki: "Endothelial cell Chemotactic factor derived from human glioma cell lines." Journal of Neurosrugery. 76. 822-829 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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