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変形性関節症を導くタイプIIコラーゲン遺伝子変異の分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04670896
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 整形外科学
研究機関大分医科大学

研究代表者

真角 昭吾  大分医科大学, 医学部, 教授 (50050373)

研究分担者 中村 道利  大分医科大学, 医学部, 講師 (00145385)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード軟骨コラーゲン / 制限酵素.多型 / サザン法 / PCR法
研究概要

【実験計画あらまし】変形性関節症を導く遺伝子を、軟骨(タイプII)コラーゲン遺伝子の制限酵素多型(RFLP)のうちHindIIIの近傍に求める。
【実験ステップ】(1)既報告として、変形性関節症と軟骨(タイプII)コラーゲン遺伝子上HindIIIのRFLPが相関するというものが、二種ある。しかし、これはいずれもHindIIIのRFLPが、コーカシアンを標準としていた。(2)日本人におけるHindIIIのRFLPの頻度(標準)を求める必要がある。(3)132人分の白血球DNAを準備した。(4)当初これらをサザン法にて解析を開始した。しかし、データがふらつくため中止した。(5)実験開始時点での、唯一の塩基配列報告が、RFLPのためHにndIII座を含んでいなかった。よってHindIII座を含む遺伝子を新たにクローニングし直し、塩基配列を決定した。(6)この塩基配列をもとにPCRプライマーを3回にわたってデザインし、これでPCR‐RFLPが可能になった。(7)このPCR‐RFLPは容易で再現性も良好である。
【実験結果】報告書作成時点で、約80例の解析が終了した。日本人におけるHindIIIのRFLPの頻度はコーカシアンのそれと明らかに違う!従って、日本人では変形性関節症を導く遺伝子をHindIII座の近傍には求められない、ということになる。これは既報告に対する重大な反論である。
【これからの見通し】重大な反論であるため、PCR‐RFLPの解析を慎重に続行する。しかし、当初の目的であった変形性関節症を導く遺伝子をHindIIIの近傍に求める、というのは意味がない、ということを証明してしまうことになってしまった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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