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膀胱化学発癌マウスにおける癌遺伝子、がん抑制遺伝子の変異の解析

研究課題

研究課題/領域番号 04670951
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関東京大学

研究代表者

堀江 重郎  東京大学, 医学部(病), 助手 (40190243)

研究分担者 松木 克之  東京大学, 医学部(病), 助手 (40165791)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードazatyrosine / BBN / 膀胱癌 / ras癌遺伝子 / 化学発癌 / ras / AZATYROSINE / 膀胱化学発がん / p53 / PCR-SSCP
研究概要

(1)BBN(N-Butyl-N-(4-hydroxybutyl)nitrosamine)投与により、ラットでは、表在性膀胱癌を生じる一方、マウスでは、浸潤性膀胱癌が発生することが知られているものの、発癌進展の差異と、癌遺伝子、細胞内情報伝達の関与についての知見は少ない。今回の研究では、ras癌遺伝子の細胞内情報伝達機構を阻害することが推測されているazatyrosineをBBNと同時に投与することにより、ラット、マウスの2つの発癌システムにおける、発癌抑制効果を検討した。
0.05%のBBNを15週間、飲水より投与し、同時にazatyrosineを、100mg/kg腹腔内投与した。BBN投与終了後もazatyrosineの投与を継続し、10週、16週、22週で、膀胱内の発癌状況(異型度、進展度)を検討した。この結果、ラットでは22週までに、azatyrosine投与群、非投与群ともに、全例表在性膀胱癌を発生したのに対し、マウスにおいては、癌細胞の異型度、および深達度が、16週では、有意にlow grade,low stageであった。また、azatyrosine非投与群では、22週までに26匹中4匹の癌死を認めたが、azatyrosine投与群には、癌死を認めなかった。(2)ヒト膀胱癌由来の培養細胞株Ej cell,T24 cell,MBT-2 cellにおいて、azatyrosineの増殖抑制効果をみたところ、各々2mg/mlで著しい増殖抑制効果がみられた。(3)以上より、rasの細胞内情報伝達をazatyrosineにより阻害することにより、浸潤膀胱癌モデルの発癌抑制が認められた。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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