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尿路の非アドレナリン非コリン作動性神経に対する形態学的生理学的遺伝学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 04670953
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関新潟大学

研究代表者

高橋 等  新潟大学, 医学部附属病院泌尿器科学, 講師 (60171518)

研究分担者 佐藤 昭太郎  新潟大学, 医学部泌尿器科学, 教授 (30018288)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1992年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード伸展標本 / カルシトニン遺伝子関連ペプチド / 軸索流 / 軸索反射 / エンドセリン受溶体
研究概要

尿路の伸展標本の作成に関し、ラットの腎盂尿管および、ヒト、イヌの尿道上皮の伸展標本を作成し、その方法を確立した。
ラット腎盂尿管の伸展標本を用い、カルシトニン遺伝子関連ペプチド含有神経の詳細な分布形態を調べた。カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)含有神経は腎盂尿管に豊富に分布していた。尿管ではその長軸方向に平行に走行し、均一に分布していた。一方、腎盂においては、格子状に分布しており、それぞれが、輪状筋、縦走筋に分布する神経に一致していた。輪状筋に平行に分布する神経は遠位に密に分布していた。尿管の結紮実験により、腎盂尿管のCGRP含有神経の軸索流が遠位から近位に流れることが判明した。腎盂尿管を通じ、上皮内に分布するCGRP含有神経が存在した。
雄イヌの尿道上皮の伸展標本を用いてCGRP含有神経の分布形態を調べた。前立腺部から脚問部尿道に最も豊富に分布し、遠位ほど減少した。分布するCGRP含有神経の末梢形態には2種類あり、数珠状線維が顕名なタイプ、数珠状形態をとなないタイプに分けられた。これら2種類の線維は、同一の神経線維から分枝していた。この結果はCGRP神経からのCGRP放出の機序として提唱されている軸索反射の形態的モデルと考えられた。
生理学的、薬理学的検討において、in vitroの実験から、ヒト膀胱では、エンドセリンA受容体がエンドセリンB受容体に比較して優位に作用していることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Makoto Tamaki: "CAlcitonin gene-related peptide (CGRP)-immunorzactive nerve plexuses in the renol peluis and Mater of rats" Cell and Tissue Research. 267. 29-33 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Makoto Tamaki: "Calcitonin gene-related peptide (CGRP)-immunoreactive nerve terminals in the whole mount preparations of the dog uretbra" Archives of Histology and Cytology. 55. 1-11 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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