研究課題/領域番号 |
04670970
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
溝口 裕昭 大分医科大学, 医学部・泌尿器科, 講師 (40157524)
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研究分担者 |
今川 全晴 大分医科大学, 医学部・泌尿器科, 助手 (10168510)
中川 昌之 大分医科大学, 医学部・泌尿器科, 講師 (90164144)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 腎細胞癌 / 抗癌剤耐性 / トポイソメラーゼII / GST-π / mdr1 / トポイソメラーザII / 制癌剤耐性 |
研究概要 |
腎細胞癌が化学療法に抵抗性を示す原因の機序の1つとして、腎癌細胞での抗癌剤耐性遺伝子の過剰発現が考えられる。 これまで、耐性遺伝子のうち多剤耐性遺伝子(mdr1)の腎癌組織での過剰発現が報告されているが、我々はこの他の耐性関連遺伝子としてGST-π遺伝子やDNA topoisomerase II(トポII)遺伝子の発現について培養系腎癌細胞及び手術時に摘出した腎癌、さらにその近傍の正常腎組織を用いて検討した。 また、術前のインターフェロンa(IFN)2週間連日投与がこれらの遺伝子の発現に及ぼす効果も検討し、以下の結果を得た。 1)mdr1の発現は正常腎組織と腎癌組織で同程度にみられ、IFN投与でも変化はみられなかった。 2)GST-π遺伝子の発現は腎癌組織よりも正常腎組織の方が強く発現している傾向がみられ、IFN投与で発現の増強傾向がみられた。 3)トポII遺伝子の発現は正常組織より腎癌組織の方が強くIFN投与で減少する傾向がみられた。 4)培養系腎癌細胞をIFNで2週間培養後、トポII遺伝子の発現量と各種抗癌剤(Adr,VP-16,5Fu,CDDP)の感受性を検討したが、有意な差はみられなかった。 以上より、腎癌細胞における抗癌剤耐性にmdr1遺伝子の関与が示唆されたが、GST-π及びトポII遺伝子の発現と腎癌での抗癌剤耐性との関連は今回明かにはできなかった。また、in vitroでIFN処理後の各種抗癌剤の感受性に変化がみられず、IFNの各遺伝子発現に及ぼす影響についてはさらに検討する必要がある。
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