研究課題/領域番号 |
04670974
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
中川 修一 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (00188898)
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研究分担者 |
薗田 精昭 京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (60206688)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 難治性精巣腫瘍 / 自家末梢血幹細胞移植術 / 超大量化学療法 / 顆粒球コロニー刺激因子 / 採取前化学療法 / 顆粒球コロニー利激因子 |
研究概要 |
予後不良因子を有する症例や通常の化学療法に抵抗する症例など、いわゆる難治性精巣腫瘍に対して、自家末梢血幹細胞移植術(PBSCT)併用超大量化学療法の有用性を検討した。対象は難治性精巣腫瘍5例で、年齢は31〜50歳(平均36.8歳)であった。巨大腹部腫瘤を有する3例、多発性肺転移を有する1例、巨大腹部腫瘤と肺転移を有する1例であった。組織型はseminoma3例、embryonal carcinoma 1例、teratocarcinomaを含む複合組織型1例であった。まず末梢血幹細胞を採取するためにetoposide大量療法(VP-16 500mg/m^2×4日)を採取前化学療法として施行した。白血球がnadirとなった時点からrG-CSF 250μgを連日投与し、骨髄回復期に連続血液成分分離装置を用いてapheresisを行った。採取した細胞はPercoll二層比重遠心法により分離、凍結、保存し、メチルセルロース法で幹細胞の定量を行った。5例に対して延べ9回のapheresisを行い、1回当たりGFU-GM数として5.9〜54.3(平均25.8)×10^5/kgを採取できた。いずれも1回のapheresisで安全な移植に必要とされる2×10^5/kg以上のCFU-GMを採取できた。同時に十分な抗腫瘍効果も認めた。このように採取前化学療法としてetoposide大量療法をBEP療法前に行えば、効率的に幹細胞を採取できることがわかった。この5例に対して、引き続いてBEP療法を行ったところ、3例はCRとなった。PRであった2例に対して、PBSCT併用超大量化学療法(CBDCA200mg/m^2×4日,VP-16 250mg/m^2×4日,CPM50mg/kg×2日)を行った。移植したCFU-GM数は各々9.7、15.0×10^5/kgであったが、血液学的回復は速やかで、重篤な合併症もなく、2例とも完全寛解(16、4ヵ月間無腫瘍生存中)となった。 以上のように、本研究は計画通り順調に進行し、成果をあげることができた。
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