研究課題/領域番号 |
04670977
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
新家 俊明 和歌山県立医科大学, 医学部, 助教授 (00073718)
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研究分担者 |
澤田 佳久 和歌山県立医科大学, 医学部, 助手 (60201539)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 膀胱癌 / 腫瘍再発 / BCG / 免疫療法 / 尿中サイトカイン / 遅延型過敏反応 / 作用機序 |
研究概要 |
本研究はBCGの表在性膀胱癌に対する抗腫瘍効果の機序を明らかにすることを目的に計画されたものである。前年度において、我々は膀胱癌に対するBCG膀胱内注入後に生ずる尿中白血球増加現象がBCGの注入により膀胱粘膜下に生じた免疫反応によって産生された様々なサイトカインによる可能性を示唆した。 今年度はBCG注入により惹起される膀胱局所におけるこれらのサイトカインのネットワークが究極的に腫瘍を破壊する可能性を証明するために、in situ hybridizationを用いて膀胱粘膜下に形成されるリンパ濾胞内の活性化リンパ球にそれぞれのサイトカインのメッセンジャーRNAを組織学的に直接証明するとともに、臨床的にはBCG免疫療法患者の尿中のサイトカイン濃度と各々の患者の膀胱癌再発率を検討した。組織学的検査ではBCG後の膀胱粘膜下にBCGによる遅延型過敏反応によるリンパ濾胞や肉芽腫が成立を証明できたものの、年度内にinsitu hybridizationの手法を獲得できず組織学的にこれらのサイトカインを直接証明することができなかった。臨床的にはBCG注入後の尿中に腫瘍壊死因子(TNF)やG-CSFが高濃度に産生する患者では約2年間の観察で膀胱癌再発が少ないことをないこと証明した。今後も膀胱局所におけるこれらのサイトカインのネットワークが究極的に腫瘍破壊に関与することを証明して行きたい。
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