研究課題/領域番号 |
04671006
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
前田 博敬 九州大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (20199631)
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研究分担者 |
月森 清巳 九州大学, 医学部, 助手 (90253450)
佐藤 昌司 九州大学, 医学部, 助手 (00225947)
小柳 孝司 九州大学, 医学部, 助教授 (30136452)
永田 秀昭 九州大学, 医学部, 助手 (70253408)
平川 俊夫 九州大学, 医学部, 助手 (20218770)
宮本 新吾 九州大学, 医学部, 助手 (40209945)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | ヒト胎児 / 子宮内発育遅延 / 胎児胎盤循環動態 / 細胞生物学 / 超音波ドプラ法 / 病理形態学 / 血管内皮細胞 / 胎盤循環 / 細胞増殖能 / 超音波音響学 / 胎児胎盤循環 / 好中球 / 活性酸素 / 成長因子 |
研究概要 |
子宮内発育遅延の胎児を対象に、微小循環として捉えた胎児胎盤循環動態について検討を加えた。invivoにおける子宮-胎盤-胎児系の循環動態の超音波学的ならびに生化学的解析から、1)本症胎児では脳血管抵抗の減少と胎盤血管抵抗の上昇が存在すること、2)この機序は、背景にある低酸素状態に対応した血流再分配機構の発動であるが明らかとなった。一方、本症胎児を対象とした血管内皮細胞の態様の観察から、1)妊娠中毒症に合併した症例には血管内皮細胞障害因子が、2)母胎合併症と胎児形態異常を伴わない症例には血管内皮細胞増殖抑制因子が存在することが明らかとなった。これらの成績から、1)ヒト胎児の発育には、要因のひとつとして胎盤の微小循環動態の破綻の存否が関与すること、2)この事象の発現には、血管内皮細胞障害因子あるいは細胞増殖抑制因子によって抑制される血管内皮細胞の機能が関与することが示唆された。
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