研究課題/領域番号 |
04671050
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 慶応義塾大学 |
研究代表者 |
福田 宏之 慶應義塾大学, 医学部, 助教授 (40051510)
|
研究分担者 |
塩谷 彰浩 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (80215946)
坂口 良平 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (50205738)
佐々木 俊一 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (60205846)
酒向 司 慶応義塾大学, 医学部, 助手 (20196140)
|
研究期間 (年度) |
1992
|
研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
|
配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
|
キーワード | 喉頭癌 / 粘膜波動 / 喉頭バイブレーター |
研究概要 |
1) 現存するバイブレーターを用いての微細粘膜波動の観察 現在開発された喉頭バイブレーターでは声帯全体に粘膜波動が生じるそこで、手術室での声帯悪性腫瘍をうたがった場合の生検時には、手術用顕微鏡を強拡大とし、テレビモニタスクリーン上に拡大された粘膜波動を観察しながら組織を切除した.従来の全体像の観察と比較すると、精度の向上がみられ、特に血管の屈曲点などを任意のマーカーとして選択することができるので、これらの運動から当該粘膜が硬いのかやわらかいのかすぐ認識できるようになった. 我々のところでは、喉頭の機能外科として、(1)内視鏡下レーザー手術(2)喉頭切開による声帯切除 (3)部切、をおこなっているが、これらに対する適応の決定に有力な手段となっており、論文としても発表された.また癌をうたがってもマイクロ波動観察上で安全と知れば、同じレーザーを用いるのでも音声外科的概念の中で処理するようにしており、術后の音声も満足のいくものとなっている. 2) 微細バイブレーターの開発 全体に波動をおこすのではなく、局所的に生ぜしめその部を拡大すれば精度の向上につながるはづである.現在気流をJET状にして細いチューブを介して声帯粘膜にあてる方法と、特別なプローベを作製し、基部に現在するバイブレーターの振動を伝える方法の2方式について検討し、試作品を構成しているところである.気流の場合は振動の安定に問題があり、現在この点を改良しつつある.
|