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緑内障における視神経障害の機序解明に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04671067
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 眼科学
研究機関新潟大学

研究代表者

沢口 昭一 (1993)  新潟大学, 医学部・附属病院, 講師 (90178830)

岩田 和雄 (1992)  新潟大学, 医学部, 教授 (10018301)

研究分担者 沢口 昭一  新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (90178830)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード高速軸索輸送 / 低速軸索輸送 / 実験緑内障 / 軸索輸送障害
研究概要

実験緑内障眼における視神経の障害に軸索輸送の障害が関与しているかどうかについて、1)実験緑内障眼での眼圧正常化の際の高速軸索輸送の検討を実験緑内障眼で前房内カニューレ法を用いて検討した。この結果、軸索輸送量は緑内障眼で網膜神経節細胞の減少に一致した減少を示した。また軽度ながら乳頭篩状板での停滞所見を認めた。この結果は残念ながら普通の光学顕微鏡写真ではあまり明らかな所見としては捉えられず、単に軸索輸送料量の減少の所見としてしか評価されなかった。
次に、2)実験緑内障眼での低速軸索輸送障害の解明については、この軸索輸送は乳頭篩状板で正常にくらべ明らかな停滞の所見を示した。さらに乳頭篩状板の後部の視神経内にも所々、散在性の軸索輸送の停滞と考えられる感光銀粒子の集積を観察する事ができた。この結果は、緑内障における視神経障害が急性の眼圧上昇実験の際に報告されている。乳頭篩状板部位にのみ限局するのみでなく、それ以外の部位でも発生している事を明らかにしたものである。このことは緑内障における視神経障害の障害部位が主に乳頭篩状板にあるというこれまでの報告に対して更に、視神経障害が乳頭篩状板以外の部位にも発生しているという新事実を明らかにしたものである。この結果については日本緑内障学会に発表報告した。
とりまとめられない理由,
1)については、以上の事から暗視野顕微鏡を用いて再検討中である。2)については、学会発表の際に、感光銀粒子が十分に黒く現像されていないとの指摘があった。この点について我々も同意し、現在組織切片上に感光乳剤を塗布のうえ冷蔵庫内で感光中である。結果については本年5月から6月にでる予定である。
以上より取りまとめは平成7年8月頃を予定している。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 沢口昭一: "猿実験緑内障におけるSlow Axonal Transportの障害" 日本緑内障学会雑誌. 第4巻. 167- (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] SHOICHI SAWAGUCHI: "Slow Axonal Transport blockage in Experimental primate Glaucoma" Journal of Japan Glaucoma Society. Vol.4. 167 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要

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公開日: 1993-04-01   更新日: 2016-04-21  

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