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Micrococcus luteusの細胞壁外層分離酵素の精製

研究課題

研究課題/領域番号 04671102
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関鹿児島大学

研究代表者

物種 利彦  鹿児島大学, 歯学部, 助教授 (50127867)

研究分担者 上杉 由祈恵  鹿児島大学, 歯学部, 教務職員 (40201347)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードMicrococcus luteus / 形態 / パケット形成 / 分離 / 培養上清 / 蛋白質 / 精製 / 走査型電子顕微鏡 / パケツト形成 / 細胞壁 / 分離酵素
研究概要

Micrococcus luteus変異株MTのPacket形成を阻止する活性を有する物質を、野生株IFO 3333の培養上清から精製することを試みた。
1.MTは、トリプシンを添加しなくても、培養条件により対数期付近においてPacketsを形成することがわかったので、活性測定系は当初の方針を変更した。多数の標品の活性を測定できるように培養プレートを容器として利用した培養系に標品を加え、一定時間後にMT細胞を抜き取り、位相差顕微鏡でPackets形成の有無を観察して、活性を定性的に+-で判定することにした。
2.IFO 3333の培養上清を限外濃縮し、濃縮液をpH6.0で平衡化したQ-Sepharose FFイオン交換カラムにかけ、食塩濃度0〜1.0Mの濃度勾配の緩衝液を流した。活性蛋白質は、食塩濃度0.38M付近で溶出された。
3.活性画分を濃縮し、pH6.0で平衡化したSephacryl S-200 HRゲル濾過カラムにかけた。活性蛋白質は、排除体積付近に溶出された。
4.得られた最終標品をポリアクリルアミドゲル電気泳動にかけると、2〜15%ゲルで一本のバンドが見られた。SDS存在下のゲル(4〜20%)電気泳動では、分子量約20万の位置に一本と約3万以下の位置に数本のバンドが見られ、更にメルカプトエタノール存在下では、分子量約8万以下の位置に数本のバンドが見られた。
5.ほぼ純品に近く精製されたと思われるが、精製方法には改良の余地があり、今後は方法の確立をめざす。
6.活性物質を加えて培養することによりPacket形成が阻止されたMT細胞を、走査型電顕で観察すると、細胞表面に均一に多数の粒状物質が認められた。活性物質の作用機序の解明は、今後の興味ある研究課題である。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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