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発癌性のヘテロサイクリックアミンとニトロソアミンの歯胚の発育におよぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 04671114
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 形態系基礎歯科学
研究機関愛知学院大学

研究代表者

亀山 洋一郎  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (70113066)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード動物 / 歯胚 / 移植 / MeIQ / ENU
研究概要

本研究では、ラットの移植歯胚の発育におよぼすヘテロサイクリックアミンの1つであるMeIQとN-ニトロソ化合物の1つであるENUの影響を光学顕微鏡的ならびに電子顕微鏡的に検索した。組織学的には、第1群(対照群)の移植歯胚では、一週後から8週後にわたって、エナメル質の形成不全はみられたものの、全体的には比較的正常な歯に類似した歯および歯周組織の形成が認められた。また、4、6、8週後では歯の周囲の歯原性上皮細胞は極めて少量か、あるいはほとんど認められなかった。第2群(MeIQ群)の移植歯胚では、1週後から8週後にわたって、第1群よりも不規則な歯や歯周組織の形成が認められた。また、第1群と違って、4、6、8週後でも歯の周囲に比較的多くの歯原性上皮細胞が存在していた。第3群(ENU群)の移植歯胚では、1週後から8週後にわたって、第1群や第2群よりも不規則な歯や歯周組織の形成が認められた。また、第1群と違って、4、6、8週後でも歯の周囲に歯原性の角化上皮細胞がみられ、さらに、第1群や第2群と違って、4、6、8週後では角化あるいは錯角化を示す歯原性上皮細胞に被覆された嚢胞の形成が観察された。電子顕微鏡的には、第3群(ENU群)の移植歯胚の嚢胞を形成していた角化性の歯原性上皮細胞では、基底細胞の細胞質全体には遊離リボゾームがよく観察された。基底細胞の細胞質内には多数の遊離リボゾームが観察されたが、トノフイラメントは比較的少なかった。顆粒細胞の細胞質内には遊離リボゾームはよくみられたが、トノフイラメントは少なかった。また、細胞質内にはケラトヒアリン顆粒が存在していた。角化細胞の細胞質内には角質線維が密に存在しているものと、角質線維が比較的疎に分布しているものがみられた。一般に角化性の表層は波状を呈していた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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