研究課題/領域番号 |
04671115
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
形態系基礎歯科学
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
佐藤 敦子 福岡歯科大学, 歯学部, 助教授 (20099047)
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研究分担者 |
SATO Atsuko Fukuoka Dental college, Oral Anatomy, Associate prof. (20099047)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 毛束細胞 / 主導管 / 顎下腺 / 複合糖質組織化学 / レクチン / ルテニウムレッド / 生後発達 / 雄ラット / ルテニユ-ム レッド / Submandibular gland / Main excretory duct / Tuft cells / postnatal development / Rat(Wister strain) / PA-TCH-SP-PD / Glycoconjugate cytochemistry / Rat(Wistar) / Tuft cell / Microvilli |
研究概要 |
ラット唾液腺主導管上皮に存在するtuft cellは中腔性器官である鼻腔、気管、肺胞の呼吸器系や胃腸域、胆嚢、胆管等の消化管系にも存在している。頂部に指状の長い微絨毛を有し、頂部細胞質には微小管や細線維が走り、その間に大小の小胞が存在している。これらの特徴は基本的にはどの器官のtuft cellにも見られ、形態的特徴ははっきりしているけれど、その機能に関しては全く分かっていない。そこでtuft cellの機能を明らかにするために補助金の交付期間に次の実験を行ったので報告する。 1.小胞内には線維状の物質が存在しているので、その内容物が何であるか調べる為に過ヨウ素酸(PA)-チオカルボヒドラジド(TCH)-蛋白銀(SP)-物理現象法(PD)を用い、複合糖質の検出を行った。反応のあった部位は小胞の内容物、その限界膜、微絨毛の形質膜、ゴルジ要素に認められた。 2.1をさらに詳しく調べるためにCon-A,PNA,SBA,UEA-1,DBAを用いたレクチン組織化学による染色を行うと小胞はCon-Aにより染色された。 3.細胞膜のsugar coatを染めるルテニウムレッドで染色してみると、管腔面の小 が染まった。これは小胞の開口分泌像を示しているものと思われる。 4.tuft cellの生後発達を調べた。成獣で全体の細胞の7%がtuft cellであるが、0日目ですでに6%存在していた。1日目になると発現頻度は7%となり成獣と変わらなくなった。21日目に2.5%と減少するがまた28日には7%と回復し、形態的には28日目頃成獣のものと変わらなくなった 結論:唾液腺主導管上皮に存在するtuft cellは複合糖質を含有する小胞が多数存在し、その一部は開口分泌されるものと思われる。また非常に長い微絨毛を管腔に突き出していることは刺激受容器である印象を与える。複合糖質の分泌も刺激受容に関係あるのかもしれない。
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