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歯科臨床におけるX線被ばく線量とその防護状態の実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 04671210
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 外科・放射線系歯学
研究機関北海道大学

研究代表者

山崎 岐男  北海道大学, 歯学部, 教授 (30018353)

研究分担者 八幡 英子  北海道大学, 歯学部, 助手 (30091557)
滝波 修一  北海道大学, 歯学部附属病院, 講師 (60154952)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード歯科X線撮影 / アンケート調査 / X線被ばく
研究概要

1.アンケート調査 アンケート調査は、北海道歯科医師会に所属する歯科医院すべてを対象に、アンケート用紙を郵送する方法で行った。
有効発送数2412通、回答数1005通(41,7%)であった。前2回の調査と比較して、フィルムバッジ着用の割合が24%に増加、X線室の設置が90%に増加、患者の鉛エプロン着用が45%に増加しており、歯科医療従事者や患者に対する放射線防護意識の向上がうかがわれた。
しかし、10day ruleが「何を意味しているか判らない」という答えが70%もあり、妊娠可能年齢の女性への最終月経に関する質問が40%程度しか行われておらず、教育の場でのこれらの事項に関する教育と一般歯科医師に対する啓蒙の必要性も示唆された。
また、フィルムバッジの着用については、「以前は使用していたが、いつも0なので、現在は使用していない。」というコメントが目についた。この点も「0ではなく、検出限界以下である」との事が理解されていないようであった。
全体の印象として、「防護方法」「10 day rule」「ICRPの活動などについて、説明を求めるコメントが多く、一般患者の知識や意識レべルが急速に向上し、歯科医師が「とり残されている」といった感じさえあった。
2.歯科医院の測定結果 道内各地の歯科医院でのX線室周辺の測定結果は、満足するべきものであり、サーベイメーターによる測定やTLDによる測定では、X線室は十分に防護がなされており、従事者の被曝も測定したが、すべて検出限界以下であった。
尚、本研究の結果は、日本歯科放射線学会及び北海道歯科医師会学術大会にて発表の予定である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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