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骨年齢(TW2法)を用いた下顎骨成長ポテンシャルの予測の試み

研究課題

研究課題/領域番号 04671254
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 小児・社会系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

佐藤 亨至  東北大学, 歯学部・附属病院, 助手 (10205916)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードTW2法 / 最終下顎骨長 / 標準化骨年齢 / RUS / 骨塩量 / 重回帰式 / 標準成長曲線 / 骨年齢 / 下顎骨 / 成長ポテンシャル / 身長 / 成長ホルモン
研究概要

日本人小児はTW2法のもととなった英国人に比べて骨成熟が早いことから,日本人の下顎骨の成長を検討する場合は,標準化した骨年齢を用いるべきであることがわかった.3種類ある骨年齢評価法の中ではRUS法が望ましいと考えられた.下顎骨の成長ポテンシャルを予測する目的で,成長終了後の下顎骨長(最終下顎骨長)を目的変数とし,標準化骨年齢を説明変数の一つとした重回帰式を求めたところ,最終下顎骨長の予測値と実測値の差は思春期前期においても男女とも3mm程度であった.また,骨塩量は下顎骨長予測の有効なパラメータになり得るのではないかと考えられた.下顎骨成長予測のもう一つの方法として,骨年齢と下顎骨長の標準成長曲線を用いた予測法は,直感的に理解しやすく,任意の骨年齢における下顎骨長も予測することが可能である.また,骨成熟の過程に異常のある場合でも,成長の予測が可能であると考えられた.
以上のことから,TW2法による日本人小児に標準化された骨年齢は,個体の成熟と顎骨の成長過程を良く反映した優れた評価方法であり,下顎骨成長ポテンシャルを予測する方法として標準化骨年齢による重回帰式と標準成長曲線を用いる方法は,いずれも長期的な予測が可能である点で臨床的にも有用性が高いと考えられた.今後,歯科矯正学分野においてもTW2法による標準化骨年齢が個体の成熟段階と顎骨成長の評価に標準的に用いられることが期待される.

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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