研究課題/領域番号 |
04671448
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
看護学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
兼松 百合子 千葉大学, 看護学部, 教授 (20091671)
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研究分担者 |
杉本 陽子 三重大学, 医療技術短期大学部, 助教授 (00226466)
中島 光恵 (丸 光恵) 千葉大学, 看護学部, 助手 (50241980)
古谷 佳由里 (古谷 佳日理 / 古谷 佳由理) 千葉大学, 看護学部, 助手 (90222877)
内田 雅代 千葉大学, 看護学部, 助手 (70125938)
武田 淳子 千葉大学, 看護学部, 講師 (50157450)
野口 美和子 千葉大学, 看護学部, 教授 (10070682)
横田 碧 千葉大学, 看護学部, 教授 (20143315)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1994
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1994年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 慢性疾患患児 / 社会適応力 / 療養行動 / ストレス / ソーシャルサポート / 自主性 / 小児糖尿病 / 小児慢性腎疾患 / アセスメント用具 / 看護援助方法 / 慢性腎疾患患児 / 学校生活 / 慢性疾患の小児 / ストレス体験 / 自我状態 |
研究概要 |
慢性疾患をもつ小児が、治療を続けながら社会生活をしていく力を育み促進する援助方法を見出すために、次のように研究を進めた。(1)千葉県内の3施設と三重県の1施設において、外来に通院しながら学校生活を送っている10〜18歳の糖尿病、悪性腫瘍、腎疾患、心疾患、気管支喘息、てんかんの患児について、療養行動、ストレス、ソーシャルサポート、自主性、学校生活、家庭生活、疾病コントロール等を調査した。そして疾患ごと、および6疾患を比較して分析し、患児の社会適応状況に関与している要因を明らかにした。本研究では社会適応状況を、療養行動、学校生活、否定的な気持ちの有無、自主性、疾病コントロールの視点から把握した。(2)慢性疾患患児のストレス、ソーシャルサポートを健康児のそれと比較するために、千葉県内の小学校5年生から高校3年生につきストレス、ソーシャルサポートを調査した。(3)糖尿病患児について、(1)の調査結果に基づき、自主性を高める指導方法を考案した。また、療養行動を把握する30項目の質問紙を作成し、信頼性、妥当性を検討した。そして、その質問紙により把握された療養行動の特徴を患児とともに確認し、改善策を見出し、外来受診時に指導を続けていくことが、社会適応力促進のための看護援助方法の一つであることを明らかにした。(4)30項目のIDDM療養行動質問紙を用いて、糖尿病疾患の療養行動の変化や健康行動との関係を検討した。(5)慢性腎疾患患児の療養行動、ストレス、ソーシャルサポートを入院児と外来通院児について比較した。さらに、退院直前の患児と母親について療養生活に関する知識と受けとめ方を把握し、入院中および退院後の指導のありかたを考察した。 本研究を継続することにより、他の疾患の患児についてもアセスメント用具や援助方法を明らかにしていくことが出来ると考えられる。
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