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インスリン受容体遺伝子特異的転写調節因子の精製とcDNAクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 04671492
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 内分泌・代謝学
研究機関熊本大学

研究代表者

岸川 秀樹  熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (30161441)

研究分担者 榊田 典治  熊本大学, 医学部・附属病院, 助手 (50170577)
七里 元亮  熊本大学, 医学部, 教授 (00028515)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1993年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードインスリン受容体 / 核蛋白 / HepG2細胞
研究概要

核蛋白であるSp1蛋白が,インスリン受容体遺伝子プロモーター領域に結合し,転写活性を高めることを認め,さらにインスリン受容体遺伝子プロモーター領域に結合し,転写活性を高めるHepG2細胞特異的転写因子が存在することを認めた。HepG2細胞特異的なインスリン受容体転写調節因子の結合部位はSp1蛋白が結合するGCボックスの近傍にあることを明らかにし,その核蛋白結合部位を決定した。粗抽出核蛋白を用いたゲルシフト分析でも,標識オリゴヌクレオチド(-639/-629)をプローブとして用いると,CHO細胞,COS細胞では電気泳動上,移動を認めなかったが,HepG2細胞から抽出した粗抽出核蛋白では移動を認めた。さらに,精製Sp1蛋白を添加しても,バンドの移動を認めなかったので,Sp1と異なる遺伝子転写活性を制御する核蛋白と考えられた。この結果,ヒトインスリン遺伝子5'上流約600bpにあるGCボックスのさらに上流の約11bpの範囲に結合する蛋白がHepG2細胞に存在することが確認された。
また,HepG2細胞を大量に培養し,その核蛋白を抽出した。インスリン受容体プロモーター領域の塩基配列を持つオリゴヌクレオチド(-639/-629)との結合能をゲルシフトアッセイ及びDNAaseIfoot print法により確認しつつ,抽出を繰り返し,精製率を高めている。今後,精製した蛋白の一部アミノ酸の配列を決定し,これをもとに合成オリゴヌクレオチドをプローブを作成する。このプローブを用い,HepG2のcDNAライブラリーをスクリーニングし,その塩基配列を決定する。

報告書

(2件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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