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造血器腫瘍における遺伝子の脱メチル化状態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04671536
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東京医科大学

研究代表者

大屋敷 純子  東京医科大学, 医学部, 助手 (20191950)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードMethylotion / gene rearrangewent / leukemia cells
研究概要

がん細胞における遺伝子の脱メチル化状態については,遺伝子発現との関係についての報告が散見されるが,シトシン残基の脱メチル化により、DNAはより不安定な状態になっていると考えられ,遺伝子再構成やその発現と深い関わりを持つことが想定される。そこで遺伝子の脱メチル化が遺伝子再構成に作用し.腫瘍細胞の特性を規定しているのではないかと考え,造血器腫瘍における遺伝子再構成とその部位におけるDNAの脱メチル化状態の関係を明らかにする目的で以下の研究を行なった。
まず、T細胞受容体β鎮遺伝子(以下TCR‐β)はT細胞において再構成が認められることが知られているが,B細胞系腫瘍や骨髄性白血病細胞においても再構成が認められることより、TCR‐βの再構成と脱メチル化様式について検討した。その結果TCR‐βの再構成には,心ず再構成側対立遺伝子の脱メチル化が関与しており,この変化が細胞特性と相関していることが明らかになった。
次に,フィラデルフィア陽性白血病と関連の深いMajor breakpoint cluster region(M‐BCR)遺伝子について,再構成と脱メチル化様式について検討したところ,白血病細胞の細胞系列,分化段階によってメチル化様式が異なることが判明した。
以上の事実より、DNAの脱メチル化という現象は,造血器腫瘍の生物学的特性を規定している可能性が示唆された。今回の検討では,遺伝子発現との関連については,明らかではないが,DNAの脱メチル化という現象を広義のゲノム構造のダイナミクスの一つとしてとらえると,DNA結合蛋白質との相互関係を考える上で興味深い。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Junko H.ohyashiki et al.: "T-cell Receptor t chain Gene Rearrangement in Acute Myeloid Leukewia Always Occiurs at the Allele That Contains the Unncethylated Jαl region" Cancer Research. 52. 6598-6602 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Junko H.ohyashila et al.: "Methylation Status of the breakpoint clustor regiou in human leukewia cepls,including Philadelphia chromosove-positive cells,is linked to lineage of hewopoietic cells" Leukemia.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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