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高ガンマグロブハン血症をきたす血液疾患におけるコントラサプレッサーT細胞の関与

研究課題

研究課題/領域番号 04671538
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

斎藤 博  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70235068)

研究分担者 押味 和夫  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (40089991)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードコントラサプレッサー / Vicia villosa / VC1.1 / 473 / IBL様T細胞リンパ腫
研究概要

1.コントラサプレッサーT(TCS)細胞の表面マーカー
TCS細胞はVicia villosa(VV)レクチン付着性が特徴である。ラット脳組織のGABAnergic neuronはVV^+である事が分かり、モノクロナル抗体(MoAb)が作製された(Exp Brain Res 78;43,1989及び89;109,1992)。この2つのMoAb.(VC.1.1と473)で解析を行った。(1)正常ドナー末梢血リンパ球(PBL)は、VV2〜5%に対し、Vcl.1 5〜10%,473 2〜5%と同等の陽性率を示した。ブロッキング実験では、VC1.1と473はVVと同じ抗原を認識する事が示された。(2)TCS細胞白血病患者より樹立したクローンMT13の表面形質を解析した。MT13は再構築実験によりTCS活性を有するTcsクローンである事が示され、表面形質は(CD3^+CD4^+CD8^-.VV^+.VC1.1^+.473^+であった。以上より以下の結論を得た。(1)これまでマウスTcs細胞はCD4^+,ヒトTcs細胞はCD8^+とされていたが、ヒトでもマウスと同様、CD4^+Tcs細胞が存在する。(2)MoAb.VC1.1と473はTcs細胞を特異的に染めるマーカーの可能性がある。
2.IBL様T細胞リンパ腺におけるTcs細胞の関与。
IBL様T細胞リンパ腫患者6例と正常ドナー5例のPBLでCD8^+Tcs細胞(CD8^+VV^+T)の割合を解析した。正常ドナーではPBLに占める割合が0.8〜1.8%(平均1.5%)であるのに対し、患者では1.1〜12.5%(平均6.8%)と高かった。又1例でリンパ節リンパ球を解析したが、VV^+CD8^+T細胞は42.5%と増加していた(正常1〜2%)。この症例では化学療法前後でのPBLを解析したが、CD8^+Tcs細胞は治療により4.8%から1.8%に減少した。以上よりIBL様T細胞リンパ腫患者では、末梢血、リンパ節ともVV^+CD8^+T細胞が増加している事が示され、病態へのTcs細胞の関与の可能性が示された。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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