• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

細粒度並列処理向き共有メモリ型計算機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04680023
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報学
研究機関筑波大学

研究代表者

板野 肯三  筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (20114035)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード並列処理 / 細粒度並列処理 / 分散処理 / 共有メモリ方式 / ストリーム / マルチプロセス / プロセス切り換え方式 / スケジューリング
研究概要

LSI技術の進歩により、プロセッサの処理速度は依然として向上しつつあるが、単一のプロセッサで逐次的に行う方式には限界があるのも事実であり、高度の知的システムを計算機で実現するには、並列的に処理を行うことが不可欠である。本研究では、特に、非数値処理の分野での再帰的なアルゴリズムを含む並列処理に関して有効であると思われる、複数の並列実行中のプロセスにデータを効果的に分散させる代わりに、データを共有メモリ上に配置して、実行の時間単位を小さくした細粒度のプロセスを効率よく実行できるメカニズムの開発を行った。すなわち、細粒度のマルチプロセスを並列するのに適した、処理のアルゴリズムとハードウェアのメカニズムを得るために効率よい計算機構を具体的に設計した。このために、プロセス間通信やスケージューリング、プロセスの実行の切り換えなどを、ソフトウェアとハードウェアの両面から効率よく処理できる方式を設計した。ハードウェアのアーキテクチャは、sparcの命令セトを基本とし、実行時間がクロック単位で評価できる命令レベルのシミュレータの開発を行った。さらに、このシミュレータ上で、アプリケーションとしては、PL/0コンパイラの意味処理部を構文単位の微細なプロセスに分解してストリームで結合するというモデルで実現したコンパイラを使用して、評価を行った。この結果、プロセッサ10台程度で、かなり効果的な並列処理を実現できることを示唆するデータが得られた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 西山 博泰.板野 肯三: "並列コンパイラコンパスの意味処理部の性能評価" 情報処理学会論文誌. 33. 1263-1272 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 西山 博泰,板野 肯三: "ストリームに基づいた意味に述方式によるインタブリタの記述" 情報処理学会第45回全国大会予稿集. 5-73-5-74 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi