• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

メタ等式プログラミングに関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 04680031
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報学
研究機関名古屋大学

研究代表者

坂部 俊樹  名古屋大学, 工学部, 助教授 (60111829)

研究分担者 山本 晋一郎  名古屋大学, 工学部, 助手 (40240098)
結縁 祥治  名古屋大学, 工学部, 助手 (70230612)
酒井 正彦  名古屋大学, 工学部, 助手 (50215597)
平田 富夫  名古屋大学, 工学部, 助教授 (10144205)
稲垣 康善  名古屋大学, 工学部, 教授 (10023079)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードメタプログラミング / メタ等式論理 / 書換え型計算モデル / 構造帰納法
研究概要

本研究では、メタ等式プログラミングの基礎を確立することを目的として、すでに本研究代表者のグループで提案している等式を用いたメタプログラミングのための計算モデルである動的項書換え計算(DTRC)についての研究を進めるとともに、それを単純化ならびに拡張して、新たにメタ項書換え計算(MTRC,Meta-Term Rewriting Calculus)を提案し、MTRCの表現能力を検証した。さらに、任意有限のメタレベルの計算を表現するための計算モデルの研究にも着手した。具体的な研究内容は次の通りである。
(1)DTRC上で条件つき項書換え系の実行系を実現し、条件つき項書換え系の解析にDTRCの解析手法が適用できる可能性があることを示した。
(2)等式理論の帰納的定理の証明法である構造帰納法、被覆集合帰納法の証明過程の記述ができることを示した。すなわち、与えられた等式理論と証明すべき等式をMTRC項に変換するアルゴリズムを与え、変換先のMTRC項の書換え結果がtrueになれば証明成功と判断できることを示した。さらに、MTRCのインタプリタを関数型プログラム言語MLで実現し、実際に自然数上の可算の結合性、可換性の証明がほとんど自動的に行なえることを明らかにした。
(3)whileプログラムのMTRCへの翻訳アルゴリズムを示すとともに、Hoare公理系でのプログラム検証過程をMTRCで記述できることを示した。
(3)さらに、MTRCがメタレベル1のメタ計算を表現するのに対して、任意有限のメタレベルのメタ計算を表現できる計算モデルωMRCを提案し、その意味論について検討を加えた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 坂部 俊樹: "メタプログラミング" 電気関係学会東海支部連合大会予稿集. S6-1-S6-2 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Su Feng: "Interpretation of Conditinal Term rewriting Systems by DTRC" 日本ソフトウェア科学会第9回全国大会論文集. 313-316 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Shoje Yuen: "An Extension of the Testing Method for Processes Passing Infinite values" Proceedings of the First North American Process Algebra Workshop. 10-1-10-20 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 結縁 祥治: "無限構造の値を受け渡す通信プロセスのテスト等価性について" 電子情報通信学会技術研究報告. COMP92-20. 31-40 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 大須賀 健: "通信プロセスにおける有限受理グラフを用いた試験等価性の証明法について" 電子情報通信学会技術研究報告. COMP92-72. 39-48 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 太郎良 浩次: "木パターンマッチングのための並列アルゴリズム" 電子情報通信学会論文誌. J75-DI. 400-409 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2018-02-02  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi