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並行処理プログラムのテスト充分性評価技法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 04680035
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 情報学
研究機関九州大学

研究代表者

古川 善吾  九州大学, 情報処理教育センター, 助教授 (30190135)

研究分担者 牛島 和夫  九州大学, 工学部, 教授 (40037750)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1992年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードソフトウェア工学 / テスト法 / テストケース / 並行処理プログラム / テスト充分性 / ランテブー通路 / 広域データフロー / 探針影響
研究概要

並行処理プログラムは、計算の効率化や資源の有効活用のために必要であり、実用化が進んでいる。逐次処理プログラムに比較すると、実行のタイミングによってプログラムの動作が変わるためにプログラムが複雑になるので、より系統的な開発技法が必要である。逐次処理プログラムにおいて実用的な信頼性向上手段として使用されているプログラムのテストについては、並行処理プログラムにおいてはほとんど研究されていない。プログラムのテスト作業では、(1)テストケース/データの作成、(2)プログラムをテストデータで実行するテストの実施、(3)実行結果の確認、(4)プログラムの正しさの程度を評価するためのテスト充分性の評価、が必要である。これまで、並行処理プログラムでは(2),(3)についてはいくつかの研究がなされているけれども、(1),(4)についてはほとんど研究がなされていない。本研究では、並行処理プログラムのテスト品質向上のために、テストケースやテストデータの作成技法あるいはプログラムの正しさの程度をテストによって評価するためのテスト充分性評価技法の確立を目的とした。具体的な並行処理プログラム記述言語(Ada,C等々)を例に採り、プログラムの構造の基づいてテスト基準の測定対象項目(「広域変数データフロー」と「ランデブー通路」等々)を検討し、それらを用いたテスト充分性評価技法の有効性と実用性を検証した。
具体的には、以下のことを行なった。
1.Ada並行処理プログラムについて、テスト基準の測定対象項目(「広域変数データフロー」と「ランデブー通路」)に基づいたテスト充分性評価の有効性と実用性を検証し、電子情報通信学会論文誌および情報処理学会論文誌で報告した。
2.並行処理プログラムを実行したときに計測のために挿入した探針による影響を解析的に調べ、計測方法を確立して、International Computer Symposiumで発表した。
3.C並行処理プログラムについて測定対象項目を定義し、項番1.や2.と同様の検討を行い、情報処理学会ソフトウェア工学研究会で報告した。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 古川 善吾,牛島 和夫: "ランデブー通路を用いたAda並行処理プログラムのテスト充分性評価" 電子情報通信学会論文誌. J75-DI. 288-296 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 古川 善吾,有村 耕治,牛島 和夫: "並行処理プログラムにおける共有変数のデータフローテスト基準" 情報処理学会論文誌. 33. 1394-1401 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Furukawa,Z.,Ushijima,K.: "Testing of Ada Concurrent Programs using ADAP" Proc. of 1992 International Computer Symposium. 1001-1008 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 伊東 英典,川口 豊,古川 善吾,牛島 和夫: "C並行処理プログラムのプロセス間通信に関するテスト充分性評価について" 情報処理学会ソフトウェア工学研究会報告. 90. 9-16 (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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