研究課題/領域番号 |
04680044
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
佐藤 浩 長崎大学, 医学部, 助教授 (50072947)
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研究分担者 |
岸川 正大 長崎大学, 医学部, 助教授 (80112374)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1993年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | Virus / Laboratory animal / Pneumonia / Mouse / Rat / Sero-epidemiological methed / PVM / HVJ / Penumoria / mouse / Sero-epidenriological method / ウイルス / 実験動物 / 肺炎 / マウス / ラット / 免疫不全 |
研究概要 |
1.4年度の調査・研究成果によりわが国の大学・研究所施設は勿論、ブリーダーにおいてもSPF動物と定義されている実験動物、特にラットで濃厚なPVM感染の存在が証明された。動物実験及び実験動物の繁殖の場での本ウイルス疾患の重要性が判明するとともに、欧米同様本邦でも本ウイルスを対象とした検査体制整備の必要性が認められた。 2.我々によりわが国で初めて分離されたウイルス株(31N、14-3)を使用し、“物理化学的性状"“電顕的形態の解析"を行った結果、2分離ウイルス株ともPVMの標準株(プロトタイプ)のNo.15株と同様の物理化学的性状と形態を呈した。この結果、分離株を正式に同定することが出来た。 新分離されたウイルス株と標準株を使用し、感染実験を重点的に行った結果、マウス(免疫正常及至免疫不全んを問わず)で肝片化、充血、さらに組織・病理学的に間質性肺炎像を呈した。また、マウス肺組織中におけるウイルス増殖を定量したところ、免疫正常マウスでは感染10日後で消息したのに比し、免疫不全マウス(ヌードマウス)では少なくとも感染21日後までウイルスを保有し続け、ウイルスキャリャ-としての重要性を示唆した。なお、ラットでも軽微とはいえマウスと同様な組織・病理学的所見が得られ、今後ラットを使用した実験動物に対し要注意である結果を得た。 今後さらに本ウイルス疾患の本能に迫る予定であり、例えば、他の呼吸器系ウイルス疾患やマイコプラズマ、あるいは原虫性疾患との混合感染についても研究を進めたい。
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