研究課題/領域番号 |
04680046
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 関西鍼灸短期大学 |
研究代表者 |
木村 通郎 関西鍼灸短期大学, 教授 (50111745)
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研究分担者 |
東家 一雄 関西鍼灸短期大学, 講師 (90183491)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1992年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | スンクス / 扁桃病態モデル / 免疫組織学 / 口蓋扁桃 / 耳管扁桃 / 抗スンクス単クーロン抗体 |
研究概要 |
「研究目的」扁桃病巣感染二次疾患での病巣扁桃との全身性免疫系と相関を検討するため、スンクス口蓋扁桃と耳管扁桃を対象に抗原感作しそれら扁桃での免疫応答機構に関し免疫組織学的な考察を行なう。 「研究計画」(1)スンクス口蓋扁桃の免疫組織学的特性については既報(Kimura 1989,1991)しているが耳管扁桃については、新たに免疫組織学的超微細構造学的解析を行なう。(2)研究分担者が精製した抗スンクスIgM、或いは、T細胞単クーロン抗体を用い、口蓋扁桃、耳管扁桃での同抗体陽性細胞の動態を調べる。(3)電子顕微鏡レベルで観察可能なパーオキシダーゼ(HRP)を抗原に用い、HRP抗原および同抗体産生細胞の扁桃内および所属リンパ節、脾臓、腎メサンギウム域での局在と免疫担当細胞の細胞動態について調べ、全身性免疫系での扁桃の機能を調べる。 「研究の成果」上記研究計画(1)については同耳管扁桃上皮にリンパ上皮共生を認め、M細胞など同上皮での積極的な抗原捕促と免疫応答を示唆する所見を得た。(2)については口蓋扁桃、耳管扁桃共に傍濾胞域にIgM産生細胞、T細胞の局在を認めた。(3)ではHRP抗体産生細胞が両扁桃ばかりでなく所属リンパ節に著明に認められ、また、腎メサンギウム域で同抗体沈着をみるなど全身免疫系との相関が証明され、パイエル板など消化管付随リンパ組織としての機能が予想された。
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