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編織布の表面三次元形状と肌触り

研究課題

研究課題/領域番号 04680066
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関信州大学

研究代表者

清水 義雄  信州大学, 繊維学部, 助教授 (20150675)

研究分担者 坂口 明男  信州大学, 繊維学部, 技官 (40205729)
関口 定  信州大学, 繊維学部, 助手 (90021162)
鳥海 浩一郎  信州大学, 繊維学部, 教授 (40016374)
鳥羽 栄治  信州大学, 繊維学部, 教授 (60010956)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード表面形態 / 接触状態 / 画像解析 / 風合 / 肌触り / 森下のI〓 / 滑り感 / 凹凸感
研究概要

布の表面三次元形状と肌触りの因果関係を究明するために布の表面接触挙動を計測すると共に各種条件における布の肌触りに対する調査を行い検討した。各種布の表面形状を推定する一つの方法は各種圧力下における接触状態挙動を観察することである。本研究では布の表面形状をレーザ測長装置で測定すると同時に,可逆的に荷重を変えることのできる装置と試作し各種圧力下における接触状態の測定を行った。また測定した接触部位の画像データを各種画像解析にかけて分析した。一方で各種布の接触感に関する官能検査として「暖かさ」「凹凸感」「かたさ」「滑り感」について調査し,Bradleyの方法で尺度化した。それらの比較検討の結果,接触面積が低圧力で小さく,圧力の増加による接触面積の増加が著しい布ほど柔らかいと評価されまた暖かいとも評価された。このような布の例は,天竺編やトリコットであった。また凹凸感と滑り感には,接触部分の配置が大きく影響していると考えられ,接触点の分布がポアソン配置に近いものほど凹凸感が小さく,滑り感が大きいことが分った。このような布の例としては綾羽二重やトリコットなどがあげられる。従來風合の評価については,現在までに曲げ剛さなどの布の物理的性質との関係で評価する方法が試みられてきたが,着心地に与える影響という観点から考えると,布の接触面がどのような状態で人体に接触しているかということも重要な要因と考えられるため,本研究のような表面接触状態と接触感の関係は重要であると考えられる。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 坂口 明男,林 誠,清水 義雄 近田 淳雄,清水 裕子: "絹編織布の接触状態の接触感" 日本蚕糸学雑誌. 61. 312-320 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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