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エネルギー制限食による減量効果の科学的評価

研究課題

研究課題/領域番号 04680068
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関奈良女子大学

研究代表者

三好 正満  奈良女子大学, 家政学部, 教授 (30046479)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード脂肪代謝 / 脂肪蓄積 / エネルギー代謝 / 減量食 / 絶食 / 行動
研究概要

自由食で十分肥らせた成熟マウスと遺伝的肥満の成熟Zuckerラットを絶食を含む種々のエネルギー制限食下におき減量させた後、自由摂食下におき、この間の回復状況を追跡し、減量後の自由摂食が肥満促進効果をもつことを証明した。
1.減量後自由摂食にすると1日当りで明らかな過食に陥入り、体重も減量前より重くなった。
2.エネルギー消費量も減量前よりやゝ高くなったが、外部活動は、有意に低下し、活動負担度、活動変化量も少なくなり、外的には明らかにおとなしくなった。
3.しかし、基礎代謝量、安静時代謝量などの内部活動量は、逆に減量前より高くなり、体力の回復にエネルギーがより多く使われている様を明白に把えることが出来た。
4.したがって、2と3の内・外の活動量の和は、実験期間中変化がなく、生物のもつ恒常性の一種の現象と考えられた。
5.呼吸商の変化から、減量中は脂肪がよく燃焼し、回復期には、脂肪燃焼が大きく抑制され、しかも、その抑制が長く続くことが分った。
6.体中の脂肪含量も5の結果を支持し、減量後の急激な体重回復は、脂肪の過剰蓄積を誘導することが証明された。
7.別に、成長期のマウスで同様な実験を行ったところ、上記の傾向は長く続かず、成熟したもののほうが肥満になり易いことが明らかとなった。
8.その他、脂肪代謝酵素の変動、運動による減量効果などについても検討中である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 豊原 容子,三好 正満 ほか: "2日サイクルでの絶食-自由食に対するラットの適応" 第47回日本栄養・食糧学会講演要旨集. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 中村 朋子,三好 正満: "エネルギー代謝からみたマウスの行動に対する自発活動量と運動負荷の影響" 第47回日本栄養・食糧学会講演要旨集. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 三好 正満 ほか: "Elaborative Analysis of Daily Behaviour of Small Animals for Nutritional Studies" The Abstracts of the 15 th International Congress of Nutrition. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 米浪 直子,三好 正満: "小動物のエネルギー代謝測走の基礎的研究" 奈良女子大学人間文化研究科年報. 8. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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