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高齢軽度障害者の衣服に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04680098
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関岐阜市立女子短期大学

研究代表者

山田 令子  岐阜市立女子短期大学, 被服学科, 教授 (10070898)

研究期間 (年度) 1992 – 1994
研究課題ステータス 完了 (1994年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1994年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1993年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1992年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード高齢軽度障害者 / 快適な衣生活 / 衣服形態の嗜好 / 介護衣服 / 色の嗜好 / 介護衣服の試作 / 上衣の前合せ / ボタンの直径2cm / 色柄・形 / 着用枚数 / 好まれる衣服形態 / 対他意識
研究概要

高齢軽度障害者に焦点をあて、少しでも快適な衣生活を送るには、どんな衣服が望ましいかを探ることを目的として研究を行った。
調査対象者は特別養護老人ホーム、老人ホーム、在宅の高齢者である。
障害者の障害の程度は、片手又は半身麻痺、足が不自由、神経痛、痴呆等で、寝たきりの人は省いた。
調査方法は対面聴取りである。
調査内容は着用実態、着用衣服の購入実態、好まれる衣服のデザインと色、衣服着用に関する意識
着用実験は前明きの留め方6種類、布を3種類変化した衣服を試作して、7人の被験者を対象に行った。また、市販品の老人用介護衣服13着を購入し、学生対象に着用実験を行った。
その結果、着用衣服の満足度は高い。衣服の購入は施設、本人、家族の順である。平均着用枚数は上衣が冬2,8枚、夏1,6枚、下衣の冬は2,8枚、夏2,6枚である。好みの衣服デザインは前明き、2cmのボタン留め、普通袖で袖口はゴム入り、衿はショールカラーやボウタイ、ウエスト部分は総ゴム入りである。上衣、下衣共に前脇にポケットを付ける。色の嗜好は、男性はグレー、茶、緑系の順で、女性は紫、グレー、茶、青系の順である。衣生活に対する意識は高い。
衣服を着替えることが生きがいにならないかと考えたが、入浴の際に着替える現状や、怠惰になりがちな老人、着替えによる寮母の労働過剰など大きな問題がある。しかし衣服に関心を持ち、着替える事で、老人の生活に変化を与えることが垣間見られており、画一的でなく、自立を促し、一人一人に合ったきめ細やかな介護をすすめて行くことが大切である。

報告書

(4件)
  • 1994 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1993 実績報告書
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Reiko Yamada, Natsuko Kouno: "A Study on Clothing for Senior slightly Handicapped persons." JOURNAL OF THE JAPANESE INSTITUTE OF COSTUME. No.14. (1995)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1994 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 山田令子: "高齢軽度障害者の衣服に関する研究" 日本服飾学会誌. 14. (1995)

    • 関連する報告書
      1994 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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