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冷凍野菜のテクスチャー改善に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 04680101
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 家政学
研究機関岡山県立大学 (1993)
岡山県立短期大学 (1992)

研究代表者

渕上 倫子  岡山県立大学, 保健福祉学部, 教授 (60079241)

研究分担者 FUCHIGAMI Michiko   (60079241)
研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード冷凍 / 解凍 / テクスチャー / ペクチン / 組織観察 / ニンジン / 白菜 / 予加熱 / 凍結防御物質 / ブランチング / 組織学的観察 / 静電気解凍
研究概要

冷凍野菜のテクスチャー改善を目的とし、以下の検討を行った。
1 最適冷凍条件、解凍条件の検討
生およびブランチングしたニンジン、白菜を用いて冷凍速度、解凍法がテクスチャー、組織、ペクチン組成に及ぼす影響を調べた。解凍後の硬さはプログラムフリーザー(PF)でLN_2により-30℃まで-5℃/分冷凍>PF-2℃/分>-80℃冷凍庫(F)>-30℃F>-20℃Fの順に大で、冷凍速度が急速なほど硬く、歪率が小で、ドリップ量が少なかった。解凍方法別では-3℃静電気解凍機≧-3℃恒温器>5℃冷蔵庫>自然解凍(20℃)>煮沸解凍(100℃)の順に硬さを維持していた。光顕、透過電顕、Cryo-SEMによる組織学的観察では、冷凍速度が急速なほど組織の損傷が少なく、PFを用い-5℃/分で冷凍し低温で解凍したものが良好であった。急速凍結ほどペクチンの損失は少なく、生を自然解凍するとペクチンのエステル化度の減少が認められた。
2 冷凍野菜のテクスチャー改善へのペクチンメチルエステラーゼ(PME)、酸、塩類の利用
ニンジンを60℃2時間予加熱すると、PMEの作用により低エステル化度のペクチンが増加した。冷凍後煮沸解凍するとβ脱離が起こりにくいためペクチンの溶出が抑制され、ある程度硬さを保っていた。70℃5分、60℃30分予加熱処理は軟化防止に効果があった。2%食酢、0.05M塩化カルシウムでブランチング後PF-5℃/分冷凍し、自然解凍すると、いずれも沸騰水ブランチングより軟化防止効果があった。
3 凍結防御物質による耐凍性向上についての検討
20%スクロース、グルコース、ソルビトールでブランチングするとわずかであるが軟化防止効果があった。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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