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骨格筋成長誘導タンパク質の運動及びエージングによる変化について

研究課題

研究課題/領域番号 04680116
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関東京大学

研究代表者

山田 茂  東京大学, 教養学部, 助教授 (50092367)

研究分担者 跡見 順子  東京大学, 教養学部, 助教授 (90125972)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1992年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード骨格筋肥大 / エージング / 64kタンパク質 / 速筋 / 遅筋
研究概要

骨格筋肥大誘導物質64kタンパク質はトレーサーを用いた実験で生理的状態で骨格筋で合成されることが判明した.特に64kタンパク質は速筋に比べ遅筋でその量がおおいことを電気泳動法により確認した.さらに骨格筋での64kタンパク質の局在を免疫組織化学的方法で確認した結果、細胞外マトリックスに存在していことが判明した.この64kタンパク質の合成機構が欠損したNARラットを用い、正常ラットと同様の運動負荷実験を行なった。その結果骨格筋の肥大は確認できなかった.しかしながら繊維芽細胞成長因子については正常ラット同様に細胞外マトリックスに局在していることが免疫組織化学的方法で確認でき骨格筋肥大時での成長因子は副次的な要因によるものであることが示唆されていた。これらの結果64kタンパク質は骨格筋肥大にと密接な関係にあることが判明した.
運動のエージングによる筋肥大への効果を4週令,8週令,25週令のラットを用いて観察した.その結果,遅筋であるヒラメ筋の重量増加の割合は4週令で36%,8週令で27%,25週令で34%の増加を示した.また速筋である足底筋の重量増加の割合は4週令で24%,8週令で22%,25週令で16%の増加を示した.このように遅筋と速筋のエージングよる筋肥大への効果は特に速筋で顕著であることが判明した.64kタンパク質との関係において正常の速筋においては64kタンパク質は殆ど組織学的に観察されないが運動による肥大筋では64kタンパク質の局在が観察されることから64kタンパク質の挙動の程度が骨格筋肥大の程度と密接であることが判明した.

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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