研究課題/領域番号 |
04680117
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松尾 彰文 東京大学, 教養学部, 講師 (60126167)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1993年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | MRI / 横断画像 / 全身の組織別体積 / 身体組成 / 皮下脂肪 |
研究概要 |
本研究の目的はMRI装置により得られた日本人成人の全身の連続横断面像から皮下脂肪、筋および骨などの組織の分布状態を定量化する方法を確立し、日本人成人男女の身体組成の推定、特に皮下脂肪量推定の簡便な方法について検討することであった。測定項目はMRIによる全身の横断面像の撮影、形態計測、水中体重、体肢容積、皮下脂肪厚である。横断面像はMR装置を用いて皮下脂肪、筋、内臓および骨などの組織が識別できるような条件にて全身を2cm間隔で撮影された。全身の連続横断面像はフィルムあるいは磁気テープに記録され、その後、画像処理装置を利用して皮下脂肪、筋、骨および内臓などの組織別の横断面積を求めるために用いられた。身体各部の容積は組織別の横断面積とスライス間隔から算出された。身体各部の重量は容積に組織別の密度から算出された。各種の測定項目と組織別容積および重量との統計的関係から、日本人のための身体組成の簡便な推定方法を検討することが計画された。女性の被験者4名について分析した結果、全身の容積ではMRI法と水中体重法との差は1%であり、下肢容積では2.5%の差であり、MRI法での容積測定の精度の高さを示している。また、組織別の密度から体重を推定した結果、0.6%の誤差が認められた。これらのことから、MRI法による体肢組成別の重量推定の精度は筋と脂肪組織の識別の精度に依存することが示唆された。全身の連統横断面積の分析に予想以上に時間を要し、研究結果の報告書をとりまとめるための資料が整わなかったので提出が遅れてしまった。
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