研究課題/領域番号 |
04680124
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
体育学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田口 貞善 京都大学, 大学院人間・環境学研究科, 教授 (90086819)
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研究分担者 |
石原 昭彦 京都大学, 総合人間学部, 助教授 (90184548)
森谷 敏夫 京都大学, 大学院人間. 環境学研究科, 助教授 (90175638)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 低圧 / ヒラメ筋 / 長指伸筋 / SDH活性 / 筋線維組成 |
研究概要 |
(1).本実験には、4週齢のSprague-Dawley系雄ラット36匹を常圧環境下(1013hpa)での非運動群(Sc)および運動群(St)、固定低圧環境下(771hpa)での非運動群(Fc)、運動群(Ft)および変動低圧環境下での非運動群(Pc)、運動群(Pt)の6群を用いた。なお、変動低圧環境は891hpaから771hpa、671hpa、771hpa、891hpaと低圧度を2日毎に変動させた。低圧環境群は低圧室で24日間連続して飼育した。また、運動は低圧室内に設置した運動器を用い、1日1時間、分速10mの速さで24日間行った。これらの6群について、形態および骨格筋(ヒラメ筋、長指伸筋)の生化学的・組織化学的な特性の変化を比較・検討した。(2).各群とも成長に伴い体重の増加が認められたが、トレーニング開始後12日目からFt群とPt群において体重増加の抑制効果が認められた。ヒラメ筋重量はPt群において有意な減少が認められた。体重当りの相対重量でみると各群間に差が認められなかった。長指伸筋の相対重量はPc群でのみ有意な減少が認められた。(3).ヒラメ筋のグリコーゲン量はトレーニングによる増加傾向がみられ、Pt群はPc群と比較して有意な増加を示したが、各トレーニング群間では差が認められなかった。長指伸筋では、Pt群がPc群、St群、Ft群に比らベ有意に高い値を示した。(4).ヒラメ筋のSDH活性は低圧環境よりもトレーニングによる影響を示し、有意な増加を認めた。長指伸筋では、Sc群に比らベSt群で有意な減少を示したが、低圧(固定、変動)群においてはトレーニングによる影響は認められなかった。(5).ヒラメ筋の筋線維組成比をみると、Pc群(Sc群と比較)およびFt群(St群と比較)で低圧環境によるSO線維からFOG線維への移行と考えられる組成変化がみられた。(6).運動神経細胞の横断面積が491μm^2以上をγ運動ニューロンとした。運動ニューロンの酸化能力には各群間で差はみられなかった。
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