• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

中高年者の全身骨塩量,最大酸素摂取量および血液成分に及ぼす習慣的運動の影響

研究課題

研究課題/領域番号 04680142
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 体育学
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

鈴木 政登  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10110925)

研究分担者 川上 憲司  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教授 (10056814)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード中高年女性 / 運動習慣 / 最大酸素摂取量 / 骨密度 / 体脂肪量 / 筋量 / 血中HDL-C濃度 / 血中LDL-C濃度
研究概要

40〜76歳の女性65名(運動習慣がある者37名:51.5±9.3歳,運動習慣のない者28名:49.5±7.2歳)を対象に,二光子骨密度測定装置ルナーDPX(ルナー社)を用い全身および部分骨密度,脂肪,筋量などを測定した。さらに,トレッドミルによる負荷漸増法で最大酸素摂取量(VO_2max),最高心拍数(maxHR)を測定した。運動負荷前の空腹安静時,運動直後,30分後に採血し血中乳酸(LA),中性脂肪(TG),HDL-コレステロール(HDL-C),LDL-Cなどの血液成分濃度を測定した。以上の測定値をもとに,骨密度,筋量,VO_2max,maxHRおよび血中脂質濃度(TG,HDL-C,LDL-C)と加齢および運動習慣の有無や運動種目(ジョギング,水泳,サイクリング,ダンス,卓球等)との関連を調べた。
運動群(n=37),非運動群(n=28)あわせて年齢との相関を調べると,VO_2max(γ=-0.433),maxHR(γ=-0.791),全身骨密度(γ=-0.566),筋量(γ=-0.331)との間に有意な負相関が認められた。一方,血中脂質や体脂肪量と年齢変化との間には有意相関はなかった。次に,5歳刻みで加齢による運動習慣の有無の差による影響を調べた。その結果,VO_2max,maxHRおよび最高乳酸濃度(LAmax)は運動群が有意な高値を示す年代が多かった。しかし,骨密度や筋量,血中脂質レベルには両群間に有意差がなかった。これは,運動習慣があるといっても個々人の運動量が異なるためと思われた。そこで,運動習慣の有無を無視して年代別(5歳刻み)にVO_2maxの多寡に基づいて2群に区別して比較してみた。その結果,骨密度や血中TC濃度には有意差はなかったが,VO_2max高値群の筋量が多く,TG,LDL-C濃度が低くHDL-C濃度が高い傾向にあった。全対象65名をVO_2maxに基づいて2群に分け比較すると,高VO_2max群は,全身,部分骨密度が高く,体重に比し筋量が多いことが示された。また,HDL-Cが高く,LDL-C濃度が低い傾向が認められた。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木 政登: "中高年者の全身骨塩量,最大酸素摂取量および血液成分に及ぼす習慣的運動の影響" 体力科学.

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi