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耐熱性エンテロトキシンとその受容体蛋白質間の相互認識機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 04680160
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物質生物化学
研究機関大阪大学

研究代表者

尾崎 宏  大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (90116012)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1993年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード耐熱性エンテロトキシン / ST受容体蛋白質 / 蛍光標識 / 膜蛋白質の精製 / 螢光標識 / Membrane protein
研究概要

毒素原性大腸菌の産生する耐熱性エンテロトキシン(ST)は人・家畜に急性の下痢を引き起こすペプチド毒素として知られている。STは小腸上皮細胞膜上の受容体蛋白質と結合することにより、その受容体蛋白質と一体となっているグアニル酸シクラーゼが活性化され、細胞内cGMPの濃度を上昇させ、最終的に下痢に至らせるものである。本研究はSTによる小腸上皮細胞膜上の受容体蛋白質を介した情報伝達過程の第一段階であるSTとその受容体蛋白質間の相互認識機構を解明するため、受容体蛋白質のSTとの結合部位の同定ならびにX-線結晶構造解析のための受容体蛋白質とSTとの複合体の精製ならびに結晶化を行うことを目的としている。本目的を遂行するために、蛍光標識基をもちかつ受容体蛋白質に固定化するための置換基をもった各種STアナログの合成を行った。これらSTアナログの受容体蛋白質への結合能を調べた結果、その中から天然STに匹敵する受容体蛋白質への結合能を有するSTアナログを得ることができた。このアナログは数十フェムトモルでも検出可能であり、現在この蛍光標識化STによる結合アッセイ系を確立しつつある。このアナログを用いて、ラット小腸から調整したメンブラン上で蛍光標識化ST-受容体蛋白質複合体を形成させ、これを可溶化後、各種HPLCを用いてこの複合体の精製条件を検討した。数種HPLCを組み合わせることにより、この複合体を単一ピークとして得ることができた。しかし、SDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動で単一バンドとして得るには至っていない。現在、受容体蛋白質のSTとの結合部位に関する知見を得るために、蛍光標識化蛋白質の精製を進めている。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Takehiro Okumura,Takashi Sato,Hiroshi Ozaki,Akihiro Wada,Yuji Hidaka,and Yasutsugu Shimonishi: "Structure-Function Relationship of Heat-Stable Enterotoxin(ST):Steric Requirments at Position 12 for Receptor Binding" Peptide Chemistry 1993. 217-220 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takehiro Okumura, Takashi Sato, Hiroshi Ozaki, Akihiro Wada, Yuji Hidaka, and Yasutsugu Shimonishi: "Structure-Function Relationship of Heat-Stable Enterotoxin (ST) : Steric Requirments at Position 12 for Receptor Binding" Peptide Chemistry. 217-220 (1994)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1993 研究成果報告書概要

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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