研究課題/領域番号 |
04680177
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物質生物化学
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研究機関 | 宇宙科学研究所 |
研究代表者 |
長谷川 典巳 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 助教授 (60095023)
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研究分担者 |
姫野 俵太 弘前大学, 理学部, 助教授 (80208785)
清水 幹夫 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 教授 (90017179)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1994年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1993年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1992年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | tRNA identity / tRNA^<Thr> / tRNA^<Asp> / tRNA^<Lys> / tRNA^<Arg> / tRNA^<Pro> / class II tRNA / T7 transcript / Identity / Aminoacyl-tRNA synthetase / E.Coli / Discriminator base / Anticodon / Aminoacylation / in vitro Transcription / tRNA / Amineacyl-tRNA synthelase / Discriminator Dase / In Vitvo transcription |
研究概要 |
大腸菌のいくつかのtRNAについて、対応するアミノアシル-tRNA合成酵素(ARS)による認識、識別部位を調べるために、in vitroでのT7-RNAポリメラーゼによる転写反応で、多くの構造変異体を作成し、酵素反応速度論的解析を行ない、認識部位を決定した。トレオニンtRNAの場合、アンチコドンとアクセプターステムの末端が強い認識部位となっていたが、識別位塩基は全く認識されていなかった。調べた他のクラスItRNA(アスパラギン酸、アルギニン、リシン、およびプロリンtRNA)はすべてアンチコドンと識別位塩基が認識されていた。認識部位として特徴的なところとしては、アルギニンtRNAのA_<20>、リシンtRNAのアンチコドン一字目の修飾されたU_<34>、プロリンtRNAのアンチコドンループ中のG_<37>、TΨステムのG_<49>、アクセプターステムのG_<72>、D-ループ中のU_<17A>などを同定した。バリアブルアームの長いクラスIItRNAの認識部位についても調べた。ロイシンtRNAの場合、識別位塩基とA_<14>以外には認識部位は無く、セリンtRNAでは特定の認識部位を同定する事はできなかった。ロイシン-セリンRNA間のスイッチングの実験から、セリンtRNAは長いバリアブルアームやD-ループ中のGG配列の位置など、特徴的な三次元構造がSerRSによる認識に必要である事を明らかにした。
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