研究課題/領域番号 |
04680186
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
代謝生物化学
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研究機関 | 東京工業大学 (1993) 岐阜大学 (1992) |
研究代表者 |
金保 安則 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (00214437)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1993年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1992年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | ホスホリパーゼD / ウサギ好中球 / 情報伝達 / 膜透過性細胞 / GTP結合タンパク質 / カルモジュリン / 細胞質 / カルシュウム / 好中球 / スタウロスポリン / 2、3ージホスホグリセリン酸 / GTP結合蛋白質 / 酵素放出反応 / 活性酸素 |
研究概要 |
当初計画したホスホリパーゼD(PLD)の活性調節機構について、論文発表には至っていないが、以下のような非常に興味ある新しい知見が得られている。 細胞膜透過性細胞と細胞質との再構成系におけるPLDの活性化:ウサギ好中球を[^3H]lyso platelet-activating factorと保温して内因性のPLD基質phosphatidylcholineを標識した後、ストレプトリジン0で処理して細胞質を除去した細胞膜透過性好中球を調製した。この膜透過性細胞をGTPγS/Ca^<2+>/Mg-ATPで刺激してもPLDの活性化が認められなかったが、ラット大脳より調製した細胞質共存下では顕著なPLDの活性化が認められた。この膜透過性細胞と細胞質との再構成系でのPLDの活性化は、GTPγS//Mg-ATPあるいはGTPγS/Ca^<2+>でも認められたが、最大の活性化は三者を必要とした。以上の結果より、ウサギ好中球のPLD活性化は、GTP結合蛋白質、タンパク質キナーゼおよびCa^<2+>依存性因子の三者を必要とすることが示唆された。 PLD活性化因子:カルモジュリン(CaM)阻害剤のフルフェナジンを固定化したアフィニティーカラムクロマトグラフィーを用い、CaMを除去したラット大脳細胞質を調製した。カラムに結合したCaMは、EGTA溶液で溶出した。上述の方法で調製した膜透過性好中球とCaM不含細胞質を再構成すると、GTPγS/Ca^<2+>/Mg-ATPによるPLDの活性化は、CaMを含む細胞質と再構成した場合と比較して顕著に減少したが、カラムから溶出したCaM画分を添加することにより回復した。精製CaMを用いても、CaM画分と同様な効果が認められた。 以上の結果から、CaMは少なくとも部分的にはウサギ好中球のPLD活性化機構に関与していることが結論づけられた。
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