研究課題/領域番号 |
04680288
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
所 康子 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (20019417)
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研究分担者 |
山下 伸典 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (50028180)
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研究期間 (年度) |
1992
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研究課題ステータス |
完了 (1992年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1992年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 環境教育 / 教材・教具 / 省資源・省エネルギー / 環境保全 / 簡易導電率計 / 電解質 / 簡易粘度計 / 環境中の微生物 |
研究概要 |
資源・エネルギーの節約の大切さと環境保全の重要性を認識し、適確に対応する姿勢を身につけるためには、実験的手法を採ることは極めて適切な手段である。原理が理解しやすく、かつ容易に整備可能な教材・教具(測定装置)として簡易導電率計及び粘度計を開発し、教育現場への堤供を試みた。さらに環境教育カリキュラムの作成を試みた。 (1)ステンレス電極、豆電球及び光電池から構成された新しい原理に基づく導電率計(簡易電解質測定装置:本学において開発)の電極部の改良と、本装置を多分野への応用のために測定方法を検討した。 ・電極を改良し、低濃度の電解質(10〜30ppm)の測定を可能とした。 環境水中の電解質濃度の定量→雨水、河川水中の電解質濃度決定。 ・洗剤濃度の定量→生活廃水の汚染 ・測定方法を改良(希釈法)し、10ppm以下の電解質量の定量を可能とした。大気中の電解質の採取法として布懸垂法と結露法を考案した。 (2)簡易導電率計の教育現場への堤供 ・教育現場における本装置の活用の確認・・徳島県立板野高校1〜3年生40名による中和滴定、沈殿滴定実験の実施(1992年11月)。 ・徳島県中学校家庭科教員による装置の製作実習及び洗濯排水中の洗剤濃度の測定(1992年 8月)。 (3)土中並び河川水中の微生物の分解作用の測定装置として簡易粘度計を開発し、天然高分子(ゼラチン)及び合成高分子(界面活性剤)水溶液の微生物による分解反応の測定が可能であることを明らかにした。 人間生活と自然環境とのかかわりや資源・エネルギーの大切さと節約を認識させる環境教育のカリキュラムの作成の検討を継続している。
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