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北海道における第四紀自然史の教材化の研究-主として北緯43°線上の都市と周辺の土地の生いたち

研究課題

研究課題/領域番号 04680300
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教科教育学
研究機関北海道教育大学

研究代表者

田中 實  北海道教育大学, 教育学部・札幌校, 助教授 (70227180)

研究期間 (年度) 1992 – 1993
研究課題ステータス 完了 (1993年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1993年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1992年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード理科教材 / ビデオ教材 / 教材作成仮説 / 土地の形成史 / 河川流路変遷 / 第四紀学 / 石英斑岩 / 地史教材 / 野外学習 / 球形度 / 円磨度
研究概要

本研究では、土地の形成史を理解させることを教材の主要な目的とし、そのために教材化の各段階でつぎのような仮説を設定した。
1).「素材を教材対象とする」段階:自然化学の立場の論理だけでなく、教材作成の立場の論理から素材を研究する。2).「教材の内容構成」段階:土地の形成史に時代区分を導入し、各時代の特徴的な現象で内容を構成する。3).「学習の展開」段階:目的を明確にした現地での観察、ハンマーによる石割り、土地の形成史を高所から俯瞰等、観察・行動を学習の展開に位置づける。4).「教材作成」段階:的確な課題や解説を含むテキストと、土地の形成史を整理したVTRを作成し、それらを使用する。5).「実践・検討」段階:こうした仮説に基づく実践・検討によて、学習者の土地の形成史の理解を高め、十勝・釧路に発展させていくことができるだろう。
大学生および一般の方々を対象として実践・検討した結果、各段階の仮説は概ね妥当なものであった。特に本地域の土地の形成史の教材作成にあって、つぎのことが明らかになった。1).自然科学の研究では明確でなかった、過去の河川流路が石英斑岩の礫の発見によって現在と異なり、自然史を理解しやすいものとなった。2).土地の形成史を扱う場合、行動や観察を位置づけた教材により、学習者は学習対象に対して印象が強く、学習効果が高いと感じる。3).テキストの課題や現地での適切な解説は、行動や観察ほどの印象を学習者に与えないが、土地の形成史の理解に学習効果があると感じている者か多い。4).野外での学習後、作成したVTRの視聴により土地形成史の理解が進むことが認められたこと。
本研究によってこのような成果を含むテキストとVTRを作成することができた。

報告書

(3件)
  • 1993 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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