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事象関連脳電位(ERP)を用いた顔認知の研究-左右大脳半球機能との関連から-

研究課題

研究課題/領域番号 04801018
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

小西 賢三  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (60068583)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1992年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード顔認知 / 大脳半球機能差 / 事象関連脳電位
研究概要

相貌の認知と左右大脳半球機能との関連を知るために、事象関連脳電位(ERP)を指標として以下のような実験的研究を行った。
1.顔刺激を用いた実験 5種類の刺激(顔写真)を、被験者の凝視点の左右視角5.3゚の位置に高さ6.7゚、巾4.8゚の大きさで,無作為順に次々と呈示した。実験条件として、未知顔条件と既知顔条件の2つを設けた。被験者の課題は、刺激系列前に指示された標的顔を検出することであった。頭皮上W1、W2(左ウエルニッケ領野上およびその右半球上対称部位)導出の非標的顔刺激に対するERPを分析の対象とした。各条件につき、刺激後300-500ms間区間平均電位を算出した結果、既知顔条件では左半球上導出電位が右半球上導出のものに比べ、有意に陰性方向に大きな値を示した。未知顔条件において、実験の前半ではこの電位は左右導出間に差はなかったが、試行後半では左導出が右導出に比べ、陰性方向に大きくなる傾向が見られた。既知顔条件の結果は、顔に付随した言語情報(名前)の処理によるものと解釈でき、また未知顔条件の結果は、弁別手掛かりがパターン的なものから言語的なものへと変化していったことを示唆する。
2.パターン刺激を用いた実験 顔刺激実験では、被験者の課題遂行方策として、刺激の言語コード化が示唆された。ここではそれを確認するため、言語コード化の容易なものと困難なもの(Vanderplas&Garvinのランダム図形のうち連想価の高いものと低いもの)を用い、同様の実験を行った。これは現在進行中である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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