研究課題/領域番号 |
04801054
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
仏語・仏文学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
霧生 和夫 埼玉大学, 教養学部, 教授 (60008638)
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研究期間 (年度) |
1992 – 1993
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研究課題ステータス |
完了 (1993年度)
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配分額 *注記 |
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1993年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1992年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | バルザック / コンコーダンス / SNOBOL4 / フランス語 / 文学情報処理 / フランス文学 / テクスト / データベース |
研究概要 |
研究の成果は、次の4点において得られた。 1.テクスト解析技法の開発と教育実験 2.フランス本国のデータベースの利用 3.バルザックのコンコーダンス作成とその公開 4.フランス文学研究者への啓蒙、 テクスト解析技法の開発および教育実験は、SNOBOL4というテクスト処理専用言語を用いて、解析プログラムを開発し、同時に「文章解析プログラミング入門」という講義を通じて学生を教育した。検索速度を向上させるため、低レヴェル言語への移植を研究中である。フランス本国のデータベース「フランテスクト」の利用では、本研究を通じて作成したバルザックのテクストがデータとして採用されることになった。このデータベースの一部がCD-ROM形式で市販された機会には、その活用法を周知させた。また申請以前にすでにほぼ完成していた「バルザックのコンコーダンス」は、「バルザック研究会」の席上で公表し、東京大学、広島大学など国内5ヶ所の研究機関に配布した。このコンコーダンスは国際的なバルザック研究の機関誌であるANNEE BALZACIENNE(バルザック年鑑)1994に発表される。さらにフランス文学研究者を対象とした啓蒙活動については、「日本フランス語フランス文学会」において「コンピュータ利用」に関するシンポジウムを開いて、コンピュータ活用の豊かな可能性と、その安易な利用がもたらす危険性を学会会員に説明した。その他、フランス語の特殊文字の扱いや「フランテクスト」への接続などについても、研究し発表する機会があった。
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