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非典型担保理論の再構成

研究課題

研究課題/領域番号 04802004
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 民事法学
研究機関広島大学

研究代表者

鳥谷部 茂  広島大学, 法学部, 教授 (20155609)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
600千円 (直接経費: 600千円)
1992年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
キーワード譲渡担保の法的構成 / 所有権的構成と担保権構成 / 実行権能・実行方法 / 仮登記担保 / 集合物担保 / 代理受領と相殺の競合 / 所有権留保 / 担保構造
研究概要

1 非典型担保全般についての資料文献の蒐集およびその整理
非典型担保全般について資料文献の蒐集を行なった。これと平行して整理を行ない,その総まとめとして,甲斐道太郎編『物権法』の中の第九章「非典型担保」を分担執筆した。
2 譲渡担保の法的構成
各非典型担保は担保としてどのような内容を有するかという観点から分析したところ、信託譲渡説に対する従来の理解が正当でないこと,所有権的構成と担保権的構成に対比する従来の学説の分類が妥当でないことなどが明らかとなった。これについては,拙稿「譲渡担保の法的構成」として『谷口知平先生追悼論文集(第3巻)』に執筆した。
3 非典型担保の実行権能・実行方法
このテーマについては,現在「譲渡担保の実行権能・実行方法」を執筆中である。個々の担保方法の担保としての内容すなわち担保構造を明らかにし,そこから譲渡担保における実行根拠およびその実行根拠に基づく実行方法を明確にすることができると考える。
4 代理受領と法定相殺・相殺予約の優劣
このテーマについても,非典型担保の担保構造を比較するという観点から,現在執筆中である。
5 集合債権の担保
このテーマについては,担保構造からみるとどのような性質・効力を有するかを『注釈民法第8巻』に「集合債権」として執筆した。
6 非典型担保の新たなアプローチ
このテーマは,方法論も含む重大な問題であり,現在研究継続中である。これまでの研究から一定の方向が見えているので,継続して研究を行ない,次年度末までに一定の成果をだしたいと考えている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 鳥谷部 茂: "不動産非典型担保理論の再検討" 日本土地法学会。土地問題双書. (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 鳥谷部 茂: "譲渡担保における法的構成" 谷口知平先生追悼論文集(第3巻). (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] 甲斐 道太郎: "物権法「第九章 非典型担保」(分担)" 青林書院, (1993)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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