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凝集系における分子運動のコヒーレンスの検出ー動的2次元ラマン測定伝による研究ー

研究課題

研究課題/領域番号 04804031
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 天文学
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

加藤 立久  岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助教授 (80175702)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1992年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードラマン測定 / ファブリペロー干渉計 / タンデム分光器
研究概要

液体、固体、ガラスなど凝集系の分子運動に関するミクロな情報を得る手段として、ラマン散乱測定による振動線の線巾測定がある。この方法はある程度高い対称性を持つ分子については特定の基準振動線を選ぶことで、その線巾測定から特定の軸回りの回転緩和の相関時間を得ることができるという特徴を持っている。逆にある特定の分子運動を選んで規制するような摂動を加えば、特定の振動線の線巾が変化することになる。高分解能ラマン線巾の精密測定のために、ファブリペロー干渉計とグレーチィング分光器を組み合わせたタンデム分光系を組上げた。微弱なラマン線の測定のため、参照レーザー光の入射による干渉計の長時間安定化装置を完成させた。いままで商品化されている安定化装置よりもより高速で高実定度な安定化装置を組み上げるため、新しいアイデアとして参照レーザー光の干渉パターンの高速コンピュータによる数値解析法を開発した。このパターン解析のために本申請で導入したコンピュータを用いて、精度の高い干渉分光でより長時間可能となった。次の段階として交流的な摂動を発全させ、本申請で導入した二位相型ロックインアンプを用いて同位相、反対位相のラマン信号を検出してそれぞれの成分のスペクトルを得る測定を続行しており、得られた二つのスペクトルの交差相関関数をコンピューター処理して、特定の振動線の線巾の決定を行っている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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