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培養動物細胞の増殖と分化に対する可視光線の影響

研究課題

研究課題/領域番号 04804059
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 動物発生・生理学
研究機関東京大学

研究代表者

松田 良一  東京大学, 教養学部, 助教授 (90165837)

研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1992年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード可視光線 / 光照射 / 培養細胞
研究概要

本研究の目的は培養動物細胞の増殖と分化に対する影響を検討することにある。そのために炭酸ガス培養器内に光ファイバーを用いて熱赤外線及び紫外線を含まぬ白色可視光線(色温度3100°K)を導入し培養用多穴プレートの各穴底部に光ファイバー末端を固定し、そのプレートを用いて下記の種々の細胞を光照射下及び暗箱中での全暗条件下に培養しその形態学的変化を比較検討した。使用した細胞は骨格筋細胞としてC2Cに細胞,中胚葉系線維芽細胞として10T1/2細胞,神経細胞としてPC12細胞,皮膚由来線維芽細胞としてインドホエジカCCL157細胞及び初代培養神経細胞としてニワトリ胚網膜由来神経上皮細胞であった。これらの培養動物細胞のうちでインドホエジカCCL157細胞とニワトリ網膜神経上皮細胞が光照射による増殖の停止と細胞の変性壊死が認められた。それに対し他の培養細胞ではこのような形態学的変化は観察されなかった。このことから可視光線に対する反応性は普段から可視光線の強い照射を受けている皮膚の細胞及び発生過程から黒い網膜色素上皮細胞に囲まれて可視光線の侵入を極力防ぐ状態で増殖分化をとげる網膜神経上皮細胞という光条件。正反対である細胞が光照射に対して何らかの反応性を有することが示唆された。現在、さらに光に対して反応性を有する期待されるニワトリ胚皮膚由来上皮細胞を用いて光照射に対する形態学的変化を検討するために同細胞の培養条件の最適化及びケラチンやメラニン色素などの分化指標分子の同定,定量方法の開発等を行なっている。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Saitoh,O.: "Cis 4 hydroxy L-proline and Ethyl3,4-dihydroxybenzoate prevent Myogenesis of C2C12 muscle cells and block MyoDl and myogenin expression" Experimental Cell Reserch. 200. 70-76 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Matsuda,R.: "Can collagen synthesis triggerthe expression of myogenin in cultured muscle cells?" Zoological Science. 9. 1169-1169 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] Matsuda,R.: "Formation of extracellular matrix triggers Myogenesis of BC3Hl cells,amouse muscle cell line which camot enter the terminal differentiation" Cell Structure and Function. 17. 523-523 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

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公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

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