• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

情報センサーを有する能動的知的機能性流体の開発に関する基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 04805017
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 流体工学
研究機関京都大学

研究代表者

芹澤 昭示  京都大学, 工学部, 教授 (10027146)

研究分担者 河原 全作  京都大学, 工学部, 助手 (10201451)
片岡 勲  京都大学, 原子エネルギー研究所, 講師 (80093219)
高橋 修  京都大学, 工学部, 助手 (40127098)
研究期間 (年度) 1992
研究課題ステータス 完了 (1992年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1992年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード知的流体 / 能動的機能 / 混相流 / 情報センサー / 伝熱促進 / 膨縮性粒子
研究概要

流体とそれが置かれている環境とのコミュニケーションを制御することによって、新しい機能を流体に付与する試みは21世紀を展望する技術として、流体材料分野に大きな技術革新をもたらすものと考えられる。このような流体機能の高度化は流体自身が周辺環境を知覚し(sensing)、予めプログラムされた解析を行い(analizing または processing)、期待された目的に沿った機能を発揮する(acting)、いわゆる能動的知的機能性流体の開発に集約される。このような流体機能は従来の流体物理の概念を越えたものであるため、本研究では先ず「能動的知的機能性流体」の概念について考察を行った。
次いで、既存の混相流科学技術や周辺技術の実状を踏まえ、上述の概念を満たす知的流体で且つ現状でスタートし得るものとして、温度場に応じて膨縮可能な微小固体粒子一液混相流を想定し、その特性評価に必要な基礎実験および数値シミュレーションを行った。この知的混相流体は伝熱促進機能を目的としたものであるが、予備実験、数値解析とも満足いく結果を得た。その成果は将来の「夢の流体」につながる発想として、内外の研究者から多くの注目を集めると共に、混相流研究者らを中心として新たな「重点領域研究テーマ」として申請されることとなった。また、併せて、新技術事業団よりその基本概年に関連し特許申請を行った。
本研究は今後も積極的に推進されるベき課題として、具体的技術の開発とその基盤づくりのための基礎研究を継続発展させる予定である。

報告書

(1件)
  • 1992 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 芹澤 昭示 ほか: "情報センサーを有する能動的知的機能性混相流体に関する基礎研究" 第11回混相流シンポジウム講演論文集. 13-16 (1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書
  • [文献書誌] A.Serizawa et al.: "A Dream-Intelligent Multiphase Huid with Active Functions and Built-in Sensors:Basic Concepts and some Primitive Examples for Its Application to Heat Transfer Augmentation." Proc. of the 4th Japan-Us seminar on Twophase Flow Dynamics,July 5-11,1992,Berkeley,CA,USA.(1992)

    • 関連する報告書
      1992 実績報告書

URL: 

公開日: 1992-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi