研究概要 |
ボーリング土質記録の順序づけた土質カテゴリーに対し、尺度構成方とそれに続くクラスターおよびスペクトル分析を適用した。 先ず、室蘭市東部でのボーリング記録の土質区分を11のカテゴリー集約した。最終的には、このカテゴリーに等現間隔尺度により、各々1,2,3,…,11を表土、高有機質土、火山性粘性土、有機質土、粘性土、シルト、砂質上、砂、礫質土、礫、岩に付与した。この尺度は、室蘭、苫小牧、岩見沢、帯広、釧路の資料に対しても当てはめた。次に、この数量化したボーリング土質記録に対しクラスター分析を行い、各市の地盤区分をクラスターに基ずいて作成した。またクラスターを代表する平均的なボーリングも抽出した。 さらに、数量化したボーリング土質の記録をWalsh-Hadamard関数のスペクトルに変換した。各市の各スペクトルごとの等値線図を作成したが、各等値線巣は関数の相似性を基に解釈した。また、各スペクトルの特徴的ボーリングを抽出した。
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